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【漫画レビュー】刃牙道 第56話「玩具」 烈つぁん自分に嘘をつくな!!隙などないぞッ!!!

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「これは武蔵先輩に謝らねばならぬ展開だな・・・」

 

nandemo-reviwe.hateblo.jp

 

前回のラスト・・・振るとは予想していたが・・・

結果は予想していなかったよ・・・。

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武蔵はおもむろに両の手の九節鞭をだらんとぶら下げてみる。

 

「ん・・・・・・・?」

 

プランプランさせながら武蔵は言う。

 

「ふむ………振れる………

 振れることは振れる………が」

 

「重量さ(おもさ)がな・・・今一つ・・・」

 

「生命を断つにしてはな・・・」

 

武蔵は九節鞭を手に観察を続ける。

 

「んん・・・?」

 

九節鞭の節の部分の金具を見て一言。

 

「鋼がわるい」

 

「……ッッ」

 

汗を流す烈。

武蔵が九節鞭を手に感想を述べる中、烈は全く別のことを考えていた。

 

何故踏み込まん

 

烈は心の中でそう自身へ問いかける。

 

武蔵は続ける

 

「大陸の人、烈海王。

 これ・・・この玩具でこの武蔵を討ち取れると・・・・・・・?」

 

烈は構えたまま、武蔵の問いに答えずに

自問自答を繰り返す。

 

鞭に気を取られていたつかの間・・・・

何故仕掛けないッッ

 

幾度でも・・・・・・・・ッッ

幾度だって機会はあったハズッッ

 

烈は武蔵に攻撃を仕掛ける!

義足で踏み込み、手をついての下段蹴り!

 

「おッほ!」

 

武蔵余裕の回避ッ!!

 

烈の自問自答は続く。

 

虚偽だ!!!

偽りを言うな烈海王!!!

 

ほんの一瞬だって

隙など無い!欠片ほども!

 

攻撃を仕掛けているはずの烈の顔に余裕はなく、

大量の汗に苦悶の表情。

 

これは自身に対する怒りか?

 

「烈海王・・・これはな・・・こう振る」

 

武蔵は両の手に九節鞭を持ち、脱力しながら構えに入る。

 

オーガの構え・・・両の手を頭上に上げるアレだ。

 

~~~~~~~~~~~~~~~ッッ

 

青ざめる烈とは裏腹に、観客はどっと沸いた!

武蔵の二刀流!鎖による二天一流がみられる!!

 

九節鞭を人差し指だけに軽くかけ、構える。

あの青竹を一振りでバラバラにした驚異的な振りを放つのだ!

 

「ぬん!!」

 

ドヒュッ!!!

 

明らかに烈の振りとは違う音ッ!!

一瞬何が起きたのか解らない烈海王と郭海皇。

 

「・・・・・・・・?」

 

武蔵の両の手から九節鞭が消えた・・・?

 

いや・・・握り手部分を残して、その先は根元から切れて

地面に落ちてるッ!!

 

衝撃を受ける烈海王!!

 

観客が叫ぶ

「人間じゃねェよもう・・・・・ッッ」

 

武蔵は言う

「否・・・・・・・・・武器じゃない」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~ッッ!!

武蔵にとってはただの玩具に過ぎないッ!!

 

もうだめだぁぁぁ!!