■ブラッククローバー
ページ15 三人
ラックの窮地にかけつけたアスタとノエル。
しかし、ラックは自分の獲物だといい、一人で戦う!
ラックは幼くして母を亡くしていて、
その時から勝利を母親に捧げていた。
勝たなければ母さんに認められない・・・
そして認めて貰えなければ僕は一人ぼっちだ・・・
一人でロータスに向かっていくラック!
「勝手にしろ…」
アスタの真意は!?
「オレも勝手にアンタを助ける!!!」
ロータスの煙魔法を断ち切るアスタ!
「一人になんてさせるかァァァ!!!!
アンタがオレをどー思ってても知らん!!
アンタはオレの仲間だ!!!」
どこかで・・・
気付かないようにしてた・・・
僕にも・・・
頼ってもいい仲間が出来たんだって
ごめん母さん・・・
僕は・・・一人じゃない
「たしかに・・・みんなで戦った方が楽しそうだね♪」
「マズイねどーも…こりゃもうオジサンも本気で行くしかないね…!」
ロータスは煙創成魔法"堕王の煙獄"を使った!
三人を煙が包み込む!!
その頃ユノとクラウスたちは・・・
「なぜ戻って来た馬鹿者ォォ!!
クローバー王国の為にオマエだけでも速く宝物殿へ行けぇーーー!!」
「…アイツを倒して三人で行きましょう…!!
本気を・・・出します・・・!!」
ユノは今まで本気じゃなかった!?
風創成魔法"疾風の白鷹"+"風刃の叢雨"!!
魔法同時発動!さらに今まで感じたことがない強力な魔力!!
「宝物殿に先に行くのは・・・オレ達『金色の夜明け』だ…!!」
一方煙に覆われたアスタたち三人!
いくら攻撃しても相手は煙。
直ぐに元通りになってしまう!
それに加えただの煙ではない!
吸えばクラクラするぞ!
このままでは窒息は免れない!
早く術者を倒さなければならない!
ラックは煙の中からでもロータスの大体の位置がわかっていた。
しかし今までの戦いから察するに、煙の中での移動速度はかなりのもの。
恐らく避けられてしまう。
攻撃を当てるには不意をつくしかないが、
魔力を感知されずにどうすれば攻撃ができるのか・・・
ラックはアスタの存在に気付いた!
ロータスはこの魔法の欠点は大量の魔力消費と、
こちらからだと敵の姿が見えなくなる点だという。
しかしその弱点を高い魔力感知能力で補っている。
つまり目に見えなくても相手の魔力で大体の位置はわかるということ!
ラックは雷魔法を連射するがロータスにはかすりもしない!
そんな自棄になった攻撃じゃ当らない。
ロータスはそう思っていた・・・罠とも知らずに!
ロータスが逃げた先にアスタの黒剣が!
そのままロータスをなぎ払う!!
「え?」
バギッィィッ!!
アスタのなぎ払いでロータスの左腕は恐らく骨折!!
一体どうやったのか!?
ラックが雷魔法を連発し、ロータスを誘導。
タイミングを見計らってアスタにノエルの魔法を当てて、勢いよく押し出す!
あとはアスタが切り裂くだけ!
魔力を持たないアスタは敵に感知されない!
なるほど、いい連携だな!
流石のロータスも今まで魔力を持たないヤツを相手にしたことがなかったようだ。
その頃ユノたちは・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・
なんという事だ・・・・・・!!」
戦慄するクラウス。
あのユノが一方的にボロボロ!!?
そして目の前には巨大な剣・・・!
これがこの男の魔法なのか!?
「消えろ」
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