■神さまの言うとおり弐
第111話／マイペース
扉から出てきた青山・・・
どうやら他のプレイヤーから鍵を奪っているようだ。
体に、たすきがけしてる紐には大量の鍵が・・・
鍵を奪った青山は次なる獲物を求めて動き始めた！
しっかし、無表情で他のプレイヤーを血染めにする・・・
まさに修羅と化した青山を明石は救えるのだろうか？
明石は紫村を天馬ちゃんに任せて、青山を追う！
明石は青山を元に戻すためにここまできた！
今度こそ見失ってたまるか！
青山は次の扉に入っていこうとする。
明石もそれを追って中に入る！
「わかりました！私ここにいます！！
でも約束して下さい明石さん！！
『絶対生きて戻ってくる』って！！」
「うん！約束する」
明石はそういって扉に飛び込んだ。
青山はいる・・・。
だが、なんだこの部屋は・・・。
円形状の部屋に垂れ下がる無数のロープ。
上は暗くて見えないが、かなり高いところからぶら下がっているようだ。
下は足場を突き抜けてロープが垂れている。
部屋には一人の男がいる。
一瞬ゴレイヌかと思った(((( ;ﾟдﾟ)))
まだゲームは始まっていない。
すでにロープを昇ろうとしている青山に声をかける明石。
「青山・・・聞いてくれ
俺はお前と話がしたい。
あの日の事謝って・・・
もう一度お前とサッカーがしたいんだ！！」
ゴッ！！
いきなり殴りかかる青山！
明石の顔面に容赦ない左ストレートが炸裂！
さらに倒れた明石の腕を踏みつけ、明石が握っていた鍵を奪った。
それを黙って見ているゴレイヌっぽい男。
「何でだよ青山・・・わかるだろ・・・？
俺の事忘れたのかよ！？青山ぁ！！」
ゴッ！！
顔面キックはまずいですよ！！(((( ;ﾟдﾟ)))
「くっ・・・
俺だよ・・・青山ぁ・・・」
やられてなお諦めない明石。
「おーい。あのカギどこで手に入れたの？」
倒れている明石に突然話しかけるゴレイヌｗｗ
いきなりのことで目が点になる明石。
「おれ真田ユキオ。
カギの取り方教えてくれよ」
何だこの人？
普通このタイミングでそれ聞く・・・！？
殴られてる事とか無視・・・！？
と明石は思うのだったｗ
「他の部屋で取ってきたのか？
俺この部屋が初めてなんだ。
お前の方が話通じそうだし」
マイペースすぎるだろ・・・！？
「あ そーだ
お前いっぱい持ってんだから一個くれよ」
「え・・・！？」
ユキオは青山に近付く！
青山と目があっちゃったぞおおおおおお！！？
「いいだろ？一個ぐらい。頼のんます」
「ダメだキミ！！青山に近よっちゃ・・・」
放たれる右ストレート！
それを余裕でかわすユキオ！！
「何だよケチ臭ぇ」
「あっ・・・！？避けた・・・！？」
この人・・・強ぇ・・・！！
青山の容赦ない蹴りもかわすユキオ！
「そんならこっちも力づくでいくぜ」
「や・・・やめろ青山・・・！！
その人はカンケー無い！！
キミも もうやめとけ・・・！」
二人の間に入って喧嘩をやめさせようとする明石！
「カギの取り方教えるからぁ！！」
「え？マジ！？」
動きを止めて明石に視線を移すユキオｗ
バコッ！！
そのまま青山の豪腕から繰り出される右拳を顔面に貰ってしまったｗ
「あ・・・」
「・・・・・あーでも必要無いかも。
今ので一個盗ったし」
すぐに取り返そうと駆け出す青山！
その時だった！
いきなり足場が抜け落ちる感覚！
まさに足場が抜けた！
急いで近くのロープに掴まる三人。
部屋も消え、辺りが闇に包まれていく！
下は無数の針の山になっている！
危うく、始まる前にしんでたぞ・・・
その時明石の近くで叫び声が上がる！
なんと三人以外にもたくさんのプレイヤーがロープにぶら下がっている！
今の悲鳴はロープから落ちた声だ・・・。
落下した者は・・・絶命必至。
そしてロープの上のほうには仏の顔の蜘蛛が！
パネルには
釈迦蜘蛛の部屋
09:59
制限時間内に蜘蛛の糸を昇れ！
俺は・・・
諦めねぇぞ青山・・・
絶対お前を元に戻すまで！！
どうなることやら(((( ;ﾟдﾟ)))
でも逆さルールにすると制限時間内に蜘蛛の糸を昇るなって解釈になるんだが
そもそも、このロープ＝蜘蛛の糸の解釈で果たしていいのか・・・
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