■あひるの空
第476話/フロウ
空達の試合が決する数時間前
別ブロック2回戦
里美西高の試合が始まろうとしていた。
相手は高さがあるから当たり負けるなと監督の指示を受ける。
「気負うんでないよ。
背伸びしたって実力以上のものはでないさ
いつも通りやればいい
勝ちたいならひたすらゴールを目指しな」
『ハイ!!』
士気は十分!
この一年でここまで来た!
でもまだだ まだここがゴールじゃない
相手の朋誠二高のひげ男は言う。
「ほう・・・気をつけろよタカミィ
1回戦ほど楽な相手じゃねぇ。
本気の眼だ。俺の大好物だぜ。
食べちゃうぞ」
蓋を開けてみれば
84 対 51・・・
ヒゲ男率いる朋誠二の圧倒的実力
体格差があるとはいえここまで・・・
この相手に50点取れてることが"善戦"か・・・?
いや・・・
しかし奇跡は起こらない。
落ち込む里美西のキャプテン。
「なにいっちょ前に落ち込んでんだよ」
変な金髪女。
里美西の女子バスケ部だっけか。
「勝ったのか」
「当然だろ」
糞生意気な女オラ! ( °▽°)=◯)`ν°)・;'.、
「そっかよかったな」
「・・・」
「別に自惚れてたワケじゃねぇけど
もっと行けると思った
何よりも俺達でチームを変えた自信があった
それだけの練習してきたし
でも結局変えて何が残ったんだろうな」
「はぁ~~~」
と不細工ヅラがさらにブサイクになる女
「ウゼェんだよ自分探し野郎
いつまで経っても変わんねーな。
くされチン◯が」
くちわりぃww
「常に答えがなきゃ生きていけないのか
バカなのかおまえは
アンタにしてはよくやった。
それでいいじゃん」
上から目線うぜええええええええええ
いい女ぶってんじゃねぇよくそがああああ