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【漫画レビュー】七つの大罪 -外伝- 少女は叶わぬ夢を見る -後編-

■七つの大罪 -外伝- 少女は叶わぬ夢を見る
-後編-

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■前編

マトローナとディアンヌはリオネス騎士団の依頼で

蛮族討伐に参加すべくやってきていた。

 

どうやら聖騎士のギャノンという男が指揮をとっているようだ。

リオネスと聞いてメリオダスがいないか尋ねるディアンヌだったが

ギャノンはメリオダスのことをどこの馬の骨ともわからん与太者とバカにした。

 

 

マトローナはギャノンに蛮族はどこに?と尋ねる。

姿はおろか、気配すら感じない。

 

ギャノンは敵が姿を消す魔術を使っているという。

 

 

マトローナはディアンヌに戦いでは常に非情であれという。

非情になりきれない者に待つのはしのみ・・・そう語る。

 

「・・・ドロレスみたいに?」

 

何も応えないマトローナ。

 

そうこうしているとギャノンが叫んだ。

「マドローナ殿!!向こうの森から何やら音が・・・」

 

遠くの樹木が確かにざわめいている。

 

「試してみるか」

 

そういうと離れた樹木の根元の大地を隆起させたマトローナ!

 

「あれだけの範囲を攻撃して誰もいない・・・?」

ディアンヌが驚いていると、再びギャノンが叫ぶ!

 

遠くの茂みでざわざわ、ひそひそ聞こえる。

マトローナの巨体が空を舞う!

 

そして何かざわついていた場所に踏み込んだ!

するとズボッとマトローナ-の巨体が地中に埋まってしまった!

 

「やったぞー!まんまと引っ掛かりやがったー!!」

と喜ぶ人間たち!

 

どうやらギャノンに一杯喰わされたようだ!

蛮族千人を討つより巨人一匹を討つほうが功績になる。

 

自分の手柄を上げるためにマドローナたちを利用したというわけだ。

 

しかしあんな罠でマトローナを仕留められるはずもなく。

穴からはい出たマドローナは周りの人間をなぎ倒す!

 

どうやらマトローナは人間たちが用意した巨大な射出機を見た時から

妖しいと思っていたようだ。

 

 

ギャノンの"撃て"という命令で次々発射される矢!

岩を操り防御するマトローナとディアンヌ!

 

しかし隙間を縫って一本の矢がディアンヌ目がけて飛んでいく!

ディアンヌはヘビメタを使い自らの体を金属化して防ごうとする!

 

しかし矢を見たマトローナは矢に毒が塗られていることを見抜き、

咄嗟に足を出してディアンヌを助けた!

 

毒矢はマトローナの足に刺さり、苦しみだす。

ギャノンめ・・・姑息な手を使いやがる!

 

だが、マドローナは力を振り絞り、ギャノンに怒りの鉄槌を食らわせる!

 

「マトローナ!!絶対ダメだよ!!

 一人で勝手にしぬなんて許さない!!」

 

「これが戦いというものだ

 いい加減に・・・甘さを捨てろ」

 

「酷い・・・酷いよ・・・マトローナは・・・

 どうして最後までそんなことを・・・言うの・・・?」

 

「お前の父と母に頼まれ・・・たのだ」

 

「え・・・」

 

息も絶え絶えのマドローナ。

迫りくる残党を倒しながら、ディアンヌに語りかける。

 

「お前が・・・一人でも生きていけるよう・・・

 私・・・の妹として・・・強く・・・育ててほしいと

 だが・・・戦うことしか知らない私には・・・

 お前に・・・戦う術しか・・・教えてやることができな・・・かった・・・

 ・・・・こうして泣いてるお前に・・・

 かけてやる言葉さえ思い・・・つかな・・・い」

 

立ち上がるギャノン!!

まだ生きていやがったのか!!

 

ディアンヌを狙っている!

 

「そろそろ・・・限界のよう・・・だ

 さあ・・・戦え・・・あとは自分で自分を守るしか・・・ないぞ

 非情になれ、甘さを捨て去るんだ!!

 

「・・・ボクは・・・マトローナのようには・・・なれないよ」

 

マトローナは最後の力を振り絞り、周りにいた兵たちを一瞬で全員串刺しにした。

 

「・・・どこまで・・・甘いんだ

 その・・・気になれば・・・お前はこの・・・私すら足元にも・・・

 及ばぬ力を・・・手に・・・」

 

力尽きるマトローナ。

泣き叫ぶディアンヌ。

 

そして残党は王国に偽の報告をした。

力への嫉妬ゆえに王国の友兵マドローナを毒さつしたと・・・

さらに口封じのために王国騎士330名を惨さつしたと・・・

 

斬首の刑が決まり捕らえられたディアンヌ。

そんな彼女の前に現れたのが、のちの七つの大罪団長メリオダスだった!

 

なるほどこんな過去があったんだねえ。