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【漫画レビュー】ピンキュー★★★ 第10話 コンビネーション【週刊少年マガジン28号】

■ピンキュー★★★
第10話 コンビネーション

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初心者広瀬とダブルスを組む一卓。

対する八乙女高校は、常にダブルスで県上位に食い込む白松・赤坂ペア。

 

この情報だけでは八乙女高校の圧勝が目に浮かぶものだが、

その実

1対1のいい勝負!

この3ゲームに至っては蔵ノ一がリードしている!

 

急造ペアに加えて広瀬は素人。

だがこの二ヶ月、唯一つスマッシュだけを集中的に練習してきた広瀬。

それはすでに武器と呼べる代物となっていた!

 

サッカー部の広瀬は子供の頃からサッカーが大好きだった。

中学では県内最強と言われた学校で常にレギュラー入り。

サッカーじゃ誰にも負けない自信があった。

 

更に上を目指し、スポーツ名門校である蔵ノ一高校に進学し

サッカー部に入った。

その時は1年レギュラーも不可能じゃないと思っていた。

 

しかし現実は甘くなかった。

広瀬レベルの人間はゴロゴロいた。

すでに"特別"な存在ではなくなった広瀬。

 

焦りばかり募り、その度にイラつき

自棄になっていった。

何でサッカーが好きだったのかさえ判らなくなってきた。

 

そんな時に一卓に声をかけられた。

一卓の真っ直ぐで一生懸命な姿に惹かれ

卓球部を手伝うことになったが、

本当はサッカーから離れたかっただけかもしれない。

 

練習を続けていくうちに決まるようになるスマッシュ。

このワクワク感は・・・似てる・・・

 

初めてリフティングが100回出来た時の嬉しさ・・・

初めてドリブルで相手を抜いた時の爽快感・・・

初めてシュートを決めた時の高揚感に!!

 

練習した分だけ成長して一つずつ新しいことを覚えていく

オレ・・・そういうの好きだったな

 

変なの・・・

卓球やってサッカーのこと思い出すなんて。

 

競技なんて関係ない・・・

そっか・・・こいつはそれをオレに思い出せてくれたんだな・・・

スポーツの楽しさを

 

カットマンの一卓が繋ぎ、初心者の広瀬がスマッシュを決める。

これには相手も意表をつかれたに違いないと棟方主将はみる。

 

しかもにくいのがこれがただの奇策ではないという棟方。

敵もすでにサポートとフィニッシュが逆だという事は気づいている。

 

ただの奇策であればバレた時点で先が無くなる。

広瀬のスマッシュに対応されてしまうからだ。

 

 

しかしこの策はたとえ広瀬が決め切れなくても一卓がスマッシュを決めるという

二段構えになっていること!

しかもこの戦略を一卓が1人で考えたものだと棟方は語る。

 

この八乙女戦・・・棟方はこのダブルスは落とすことを想定し

一平太のシングルスに賭けるオーダーを出していたが

一卓はあくまでも勝つつもりで戦っている!

 

そしてゲームが8-2で一卓・広瀬ペアが勝っている!

さすがサッカー部なだけあってスタミナは十分!

長いラリーにもついていける!

 

「だっはっは見たかオレ達のスーパーコンビネーション!」

「フッ・・・それがコンビネーションだと・・・?

 笑わせるな

 

 

なにやら不適な八乙女ペア!

県上位ペアの実力はこんなものではないのか!?