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【漫画レビュー】弱虫ペダル RIDE.358 進む総北 アブッ!アブッ!!アブッ!!!

■弱虫ペダル
RIDE.358 進む総北

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「動き出すアブッ!!」

 

■前回のレビュー

 

インターハイ栃木大会2日目・・・

レースは昨日ゴールだった、ここ・・・

標高1400mに広がる大湿地帯、戦場ヶ原の三本松公園駐車場よりスタートする。

 

戦場ヶ原を貫く国道120号線を北上。

ほどなく始まる長い登りはカーブをくり返し、標高1880m・・・

スタート時に仰ぎ見ていた男体山を遠くに見下ろす程登れば、

冬期は雪で閉鎖され、通行止めとなる難所。

 

金精峠・・・金精トンネルにつながっている。

コースは峠をこえ、長い下りに入る。

 

冬はスキー客でにぎわうスキー場と高原の湖を経て、

下り基調の長い平坦道に入る。

 

国立公園尾瀬沼への分岐や、名勝地、吹割の滝を通り

国道120号線・終点 沼田市を通過。

更にコースは進む。

 

今大会3日間中、最も長いステージである。

 

 

「先行した!!箱根学園引き離して!!」と手嶋部長。

「すごいです。キツかったですけど、今一番先頭に近いのは」

「・・・そうだ!!オレたち総北だ!!」

 

"黒田を回収するためにペースを落とす"・・・

 読みが当たった!!黒田を回収してる間は先行できる!!

 ペースを上げるぞ!!今の内にヤツらより早く先頭に追いつく。

 

 ヤツらより早く6人揃える!!

 それができれば圧倒的にこっちが有利になる!!」

 

「はい!」と小野田!

無言で頷く青八木! 

 

「どうした鏑木、声がきこえないぞ!ついて来」

 

後ろを振り返った手嶋さんは一瞬声を止めた。

鏑木の姿がない・・・!?

 

 

「何すか・・・ハハッ!!ちゃんと返事しましたよ!!」

 

鏑木が姿を見せた。

かなり息が上がっている。

 

「行くんでしょ先頭のとこ。

 揃えましょう!!あのブタのいるハコガクをだしぬきましょう!!」

 

「すまないな。声が聞こえなかった。

 よし!!いい意気込みだ!!ハードだがしっかりついてこい!!」

 

「ハハッ誰に言ってんすか!!オレは天才オールラウンダー鏑木一差ですよ!!」

「頼もしいよ!!」

 

そういって前を向く手嶋さん。

 

「・・・・・」

 

ヤバかったァ・・・・・!!

 

ハコガクを引き離すハイペースに

ついてけなかった

遅れちまった・・・

 

オレ様が!?

本調子じゃないのか

何かわかんねーけどチグハグだ

 

歯車がかみ合ってない感じだ

 

「(・・・さっきも離れて追いつくのにひっしで・・・)」

 

・・・・・・・・

・・・・

 

あれ?

え!?

 

「ハァ!?

 何、足ついてんだオレ!!

 んなとこで追いてかれて・・・て

 ヤバイでしょ!!」

 

俺は鏑木一差・・・鏑木一差だ!!

 

総北を強くする男だ!!

 

俺は最後の山の上の表彰台の一番高い所、実は密かに狙ってんだ!!

 

「く!!う・・・ほぅるるあ!ぐはァ!!」

 

なんとか最後尾の青八木の後ろに付く鏑木!

 

キツすぎて手嶋さんに返事できなかった・・・

 

・・・・

・・・・・・・・・

 

 

「・・・・」

青八木がじっと、後ろでへばる鏑木に視線を送る。

 

「ついてきてるか?」

「ヨユーっす!!」

 

「何度か千切れたように見えたが?」

「は?マボロシっす!!それマボロシ!!

 ハハッ!目わるいんじゃないんすか!?」

 

「そうか」

「(青八木さんアホで助かった・・・!!

 千切れるとこ見られたらカッコわるい

 この峠、とにかく登りきるまでのがまんだ。

 耐えろオレ!大丈夫だろ。

 

 あいつらもそう早く3年の黒田ってのには

 合流できないだろう)」

 

後ろをチラ見する鏑木。

 

確かにまだ来てはいなかった。

 

しかしその頃・・・後ろのほうでは・・・!

 

なんとハコガクが6人揃って、

しかも横一列になって大群を引いている!?

 

「・・・ハコガクだ!箱根学園が集団まで下がってきた!?」

「何だ!?どうした!?先にスタートしたのに!?」

 

なるほど。集団を引いていたわけではなく、下がってきてたのか。

黒田を回収する為に!!

 

「調子悪いのか誰か!?集団で足やすめようって・・・」

「マジか」

「いやそんな風には見えないぞ!!」

 

「まさか12番を待って・・・!?」

「え」

 

「12番黒田を!!揃えるために!!」

「え・・・それで足ゆるめて集団まで下がってきたのか!?」

 

「のこり1人のメンバーを揃えて

 全員で先頭まで追い付くつもりだ!!

 

「揃ったよ!!これで!!さあ!!

 いこうか!!アブレディ・・・

 GO!!

 

「箱根学園とびだしたァ!!」

「速ええ!!」

 

「荒れるぞ2日目!!前には4人で逃げる総北・・・

 うしろから5人で追う箱根学園!!」

 

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