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【漫画レビュー】リアルアカウント account27/ぜんぶうそ?【週刊少年マガジン31号】

■リアルアカウント
account27/ぜんぶうそ?

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「さぁ覗き合おうか」

 

ユウマのスマホがミズキの手に渡ってしまった!

そしてミズキのスマホはユウマの手に・・・

 

一体どうなってしまうんだ!?

ユウマの秘密が暴かれる!?

 

 

 

大炎上祭二回目のシャッフルタイム・・・

開始5分にして早くも盛り上がりを見せていた。

 

やはり注目は蔵科ミズキと向井ユウマの晒しあいか・・・。

 

「・・・!?ちょ・・・ちょっと待って向井・・・それ・・・

 トップ画面のまま・・・!?スマホの中身・・・全然探ってないじゃん!?」

 

あやめちゃんが声を上げた。

 

「や・・・やっぱ・・・できねぇ・・・!!

 いくらあんな奴のでも・・・他人のスマホを"覗いて晒す"・・・

 そんなことこ・・・!!」

 

「おいおいおい!?こいつ・・・マジか?

 いい子ちゃん過ぎんだろ正気か!?」

 

ギャラリーの反応は大体こんな感じだろう。

 

「向井・・・!むこうはあんたのスマホ見てんのよ!?

 何も気にすること・・・」

 

「・・・・」

 

目をつぶるユウマ。

 

「ど・・・どんだけ"いいやつ"なのよ。あんたって・・・」

 

でも・・・これが向井なんだ・・・

悪いことなんてできない・・・

自分を犠牲にしても他人を守る・・・

 

だ・・・だからあたしは・・・

こいつのこと・・・

 

 

「終わったよ」

「え・・・」

 

「見終わった。ぜんぶ。

 ・・・ふしぎだよねぇ。こぉんな手のひらサイズのキカイの中に・・・

 ユウマ君がぜ~~~~んぶ詰まってた・・・

 

 ユウマ君・・・ボクねぇ、わかっちゃった・・・」

 

「・・・おい、何・・・見たんだ。

 何・・・晒す気だ。や・・・やめ・・・・」

 

ニヤリと笑うミズキ!

 

「燃料投下」

 

『一番最初に見たものは、白い天井とおばあちゃんの顔だった』

 

ああ・・・

 

「ユウマ君は『メモ帳』機能で日記をつけてた・・・

 いや・・・日記というより回想録・・・かなあ?

 順を追って見ていこう。ユウマ君の人生の追体験だ・・・」

 

『目覚めたのは児童養護施設の一室。

 オレが持っていたのはなぜかキズだらけの体と「ユウマ」って名前・・・

 他には何もなかった。それより前の記憶さえも』

 

「え・・・!?」

「・・・向井、あんた・・・記憶喪失・・・!?」

 

「大事なのは、ここからだよ・・・?」

 

 

『オレは親に捨てられたらしい。

 まー別に悲しくはなかった・・・なんせ顔も思い出せないんだからな。

 (向井姓は園長先生にもらった)

 

 それに施設ではナナコとも出会えた。

 同じ境遇のナナコとはすぐに打ちとけた・・・

 大切なトモダチ・・・そう思った。

 

 そう思えたのはナナコ一人だけだったけど

 

「え・・・?」

 

小学生時代、周りの友人と笑顔で話すユウマ。

しかし、心の中では・・・

 

『つまんねえ。なにもかもクソつまらねえんだ!!』

 

『他人と接してると突然急速に冷めてくオレがいる。

 そんなハズない・・・そう思うほどダメで・・・

 作り笑顔ばっか上手くなって・・・』

 

・・・・・

・・・

 

ナナコと帰宅途中のある日ユウマは言った。

 

「たぶん・・・キオクがないせいだ。

 自分の足元フワフワ感っつーかなんつーか

 ジコのソンザイがキハク?なせいで

 『オレと目の前のコイツは違う』・・・そー思っちゃうんだ」

 

「ユウマ・・・」

 

「隠して生きてくしかない」

 

・・・

・・・・・・・

 

『本当は他人の事なんてどうだっていい。

 オレはそういう人間だ。

 だから演じるしかない。

 

 優しくて、正義感が強くて、悪いことなんてできない

 そんな理想の人物を。

 

 それがオレだ・・・それが「向井ユウマ」

 

 

「え・・・演技・・・!?

 ・・・ど・・・どういうこと!?

 全部・・・思ってもないこと言ってたってこと・・・!?」

 

『オレに依存すればいいじゃん!』

 

「これまでの言葉も・・・全部・・・!?」

「ち・・・違う・・・違うんだオレは・・・」

 

「気になってたんだぁ。ユウマ君と最初に会ったとき・・・

 瞳の奥の暗さに確かに共感を感じたのに・・・

 ユウマ君の正義感あふれるキャラクターは第一印象とかけはなれてた。

 やっと謎がとけたよぉ。

 

 作ってたんだね。

 向井ユウマってキャラクターを

 

「ち・・・違う!オレは本心から・・・」

「そう思いたいだけなんだよね?

 これまで身を挺して大金をかけて他人を助けてたのも本心からじゃない。

 "正しい人間向井ユウマはそうすべき"って義務感からだったんだよね?

 

 認められたかったんだよね?

 自分の存在を確かなものにするために

 

「やめろォォオォォオっ」

 

ユウマはミズキに向かって走り出した!

 

「ユウマくん!!」

「向井!!」

 

「オレは・・・オレは・・・オレは・・・!!」

「これで最後だよ。燃料投下」

 

ミズキはユウマのボイスメモを再生し始めた。

 

そこにはユウマを賛美する声が大量に録音されていた。

 

"自分に向けられた賛辞"の録音。

 くり返しくり返し・・・聞いてたんでしょ?

 ヒーロー扱いされて気持ちよかったんでしょ?

 

 向井ユウマってキャラクターがみんなに認められてるみたいで・・・」

 

・・・

オレは・・・

オレは・・・・

 

ズキッ!!

ミズキの言葉に呼応するかのように、

ずっとズキズキとうずいていたユウマの額のキズが

ついに限界を迎えた。

 

「ああああぁぁあぁぁあああああぁあ・・・!!」

 

ユウマの額から流れ落ちる血・・・!!

 

「ゆ・・・ユウマさん・・・血が・・・」

「さわんな・・・」

 

駆け寄るチホを黙らせるユウマ。

 

「向井・・・?」

 

・・・なに?なんだか・・・雰囲気が・・・?

 

 

「あ~あ・・・・・・ったくよォ・・・」

 

前髪を書き上げるユウマ!

 

「後悔させてやるよ。蔵科ミズキぃ・・・!!」

 

これが・・・あの向井なの・・・!?

 

完全に覚醒したユウマ!

普段は前髪に隠れて、さほど目立たなかった額のキズ。

しかし前髪を上げると結構凄いキズだ!

 

 

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