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【漫画レビュー】弱虫ペダル RIDE.360 手嶋と小野田 ゼッケン1番の重み・・・!

■弱虫ペダル
RIDE.360 手嶋と小野田

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「手嶋部長と小野田君の気持ち・・・どっちもわかるね」

 

■前回のレビュー

 

「鏑木はいつからいない!?」

 

止まって後ろを確認する総北の三人!

 

「・・・ち、千切れたのか途中で!!

 くそ・・・とにかく先行するのに集中してて気づかなかった!!

 ・・・・・・・・!!」

 

何やってんだ手嶋純太!!

自分を責める手嶋。

 

「メ・・・メカトラですかね、パンクとか・・・

 ギ、ギアが不調になってとか、それで遅れて・・・」

 

そう考える小野田を「いや」と否定する手嶋。

 

「だとしたら叫ぶ。それは練習の時、何度もやってきてる・・・

 報告するようにいってあるからな」

「・・・・・た・・・体調ですか・・・」

 

考えたくはなかった答えに行き着く三人。

 

 

 

「でも、今朝のミーティングの時も・・・さっきも・・・

 ヨ・・・ヨユーだって・・・!!」

 

「・・・カッコつけたんだよ。あいつは人一倍カッコつけだからな。

 人前では元気にふるまってただけだ」

 

 

「だったらボクでも今泉くんでも話してくれればよかったのに・・・」

「古賀が言ってたよ。インハイで"1年が一人"てのは何かと背負い込むって」

 

古賀さん・・・

 

「何でも話せて、気負わない同学年がメンバーに誰もいないてのは、

 しかも1年でってのは、プレッシャーがものすごいってな」

 

完全に地面に両足をつけ、動きを止めてしまった鏑木・・・!

果たして走れるのだろうか!?

 

 

「期待されて、命令されて、何も知らないインターハイで闘わされて、

 身も心も極限まで削られるって・・・それでもそれに

 ひっしに応えようと頑張るんだって・・・」

 

・・・・

・・

 

『そういうものなのさ。いっぱいいっぱいで、体の信号になんか気づかない。

 あとでダメージが出てはじめて気づく。オレのようにな。

 見といてやってくれ、注意深く鏑木のことは。

 オレもアドバイスはするつもりだが、

 レースになればメンバーしか接触できない。

 無鉄砲でバカで・・・あいつは昔のオレのようだ』

 

・・・

・・・・・・

 

古賀さん・・・

古賀さんも1年生の時・・・

金城さんとインターハイに出て、大ケガをしてリタイアしたって言ってた!!

 

一方手嶋は猛省していた。

 

あんだけ古賀に言われといて目ぇ離すなんて・・・

何やってんだオレ!!

 

2日目の序盤なんて、一番気をつけとかなきゃなんない時だ。

 

「1年生で一人でがんばってたんですね。ボクらの見えないところで。

 鏑木君は!だったら!!」

 

小野田が燃え始める!

 

「すぐに助けにいかないといけないですね!!」

 

そういうと小野田は隊列から一人飛び出した。

 

「許可をください手嶋さん!!

 一旦下がって、ボクが連れもどしてきます!!」

 

「いくなァ小野田ァ!!」

 

手嶋は小野田の手を掴み、行くのを止めた。

 

「ダメだ。下がるな、前を向け。救出は許可しない」

 

え!?許可し・・・

まさかの返答に困惑する小野田。

 

「オレたちは先頭に追いつく。

 それが最優先事項だ!!

 

手嶋の迫力に何も言い返せない小野田。

 

「後ろからハコガクが上がってきてる。

 オレたちは運よく箱根学園から先行した!運よくだ!

 これを生かしてオレたちが先にメンバーを揃える。

 ヤツらより早く揃えなきゃならないんだ!

 

 ハコガクがもし先に6人揃ったら、

 もう太刀打ちできない!!

 

「ボクは一人で行くと言ってます!!

 必ず戻ります、つれて帰ります!絶対に!!

 だから」

 

「ダメだ」

 

手嶋も辛い決断だろう。

あくまでも勝利を見据えた選択・・・勝負とは時に非情に徹しなければならない。

 

「去年、おまえが田所さんを連れて戻ったのも2日目だったな・・・

 だからできるてのか・・・ちがう、ちがうんだ。

 できるできないの話じゃないんだ・・・小野田・・・理解しろ・・・」

 

!?

 

「おまえはもう去年とはちがうんだ立場が!!

 おまえはゼッケン1番だ、前年度優勝者だ!

 

 誇り高いインターハイロードレースで

 最も栄誉ある個人総合優勝した男だ。

 そのゼッケン1が・・・

 『1』がチームの先頭にいないてのは

 チームの力として雲泥の差が出んだ!!

 

 真波が出たら誰が止める、

 新開が出たら誰が追う!!」

 

手嶋のいう事は正論かもしれない。

 

「わかんだろ。『1』がいるってだけで封じれる動きってのがあんだ。

 足は止めるな。おまえにはやるべき仕事がある。

 もう、去年みたいに自由には動けないんだ」

 

「じ、じゃあ鏑木くんは・・・・?

 1日目、スプリントをすごくがんばった鏑木くんは!?」

 

「置いていく」

 

「待ちましょうせめて!!

 ペースを落として、鏑木くんが追いついてこられるように」

 

「できない」

「できます!!」

 

「いや・・・できねぇんだよ小野田。ペースは・・・落とすな」

 

すまねぇな・・・・鏑木・・・

1日目がんばってくれたのになァ

1年で一生懸命・・・やってくれたのに

 

手嶋は左に手を伸ばした。

 

「見ろよ。箱根学園はもうそこまで追いついてきてる!!」

 

総北の三人が走る、すぐ下をハコガク5名が猛追してくる姿を目で捉えた。

 

 

待ってやることもできねェよ・・・・!!

 

「いくぞ総北!!チームに合流する!!全員前を向け!!」

 

小野田は後ろを振り返る。

 

箱根学園が先に来てるってことは、鏑木くん箱根学園にも抜かれたんだ・・・

相当疲れてる。具合が悪いんだ。

助けに行かなきゃ!

でも・・・できない・・・。

 

歯がゆい小野田。

 

「前を向け!!」

「・・・はい・・・!」

 

手嶋の声に小野田は前を向く。

 

「純太、少し用事を思い出した。

 一旦下がっていいか?」

 

まさかの青八木が!?

 

「後ろにバカを一人忘れてきた」

 

「・・・ダメだ、これ以上戦力は失えない!!

 ハコガクも近付いてる!!」

 

「不器用でカッコつけのバカだ。

 あいつはオレにしか救出できない」

 

青八木の覚悟!!その決意は固い!!

 

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