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【漫画レビュー】背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~ STEP10 いざ初試合【週刊少年ジャンプ33号】

■背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~
STEP10 いざ初試合

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試合当日 早朝

結局夜更かしと緊張であんまり眠れなかった雅春。

おかげで集合場所に一番乗り。

 

そんな中、一人のイケてる女性がずっと雅春を遠くから見つめている。

そして雅春に近付いてきた!

 

「やっぱりだ。早いね土屋君」

「え!?な・・・なぜ名前を・・・!?」

 

「なぜって・・・副担だからだよキミの」

「あッ・・・!先生・・・」

 

サングラスを取った女性は雅春の副担任だった。

 

するとぞろぞろと部員達が一同に現れた。

どうやら先生が試合会場まで引率するようだ。

 

巨勢みちる先生っていうのか。

部長からは「みちるちゃん」と親しみを込めて呼ばれているが、

先生をつけろと怒られる。

 

部員たちは新幹線のチケットを受け取り、いざ試合会場に向けて新幹線に乗り込む。

 

 

どうやら巨勢先生は競技ダンス部の顧問を担当しているらしい。

普段顔を出さないせいで、1年生には認識されていなかったようだ。

 

なんでも部長が1年の時、彼女が新任だったらしく、

競技ダンス部立ち上げの際に、何もしなくていいという条件の下、

顧問になってくれたそうだ。

 

それでも、色々と面倒な事務的なことをやってくれたり、

指導できない分、裏方で活躍してもらっているようだ。

 

そして一行を乗せた新幹線はあっという間に三島に到着。

富士山が望めるきれいな場所だ。

 

「・・・き・・・昨日さ・・・あの後ちゃんと眠れた・・・?」

 

会場に向かいながら雅春はエリちゃんに声をかけた。

 

「あっ、うーん・・・やっぱり・・・ちょっと緊張しちゃって

 すぐ起きちゃった・・・でも元気だよ。大丈夫・・・!」

 

そう言って笑ってみせるエリちゃん。

 

「笑顔、笑顔・・・ね!」

「ね!」

 

雅春の笑顔やべぇww

変顔すぎるww

 

よーしよし・・・!

わたりさん、昨日の夜はちょっと不安がってたみたいだけど

すっかりいつもの調子だ・・・!

 

前日の男女練もできたし・・・ボクも調子がいい気がするぞ・・・!

富士を見てキレイだと思える余裕もある・・・これは・・・いけるかもわからんね!

 

 

そして会場入りする一行。

事前予約してあるため、受付で名前を言ってゼッケンを受け取る。

 

場内に入るとすでに音楽が流れていた。

どうやら中学生以下の試合はすでに始まっているようだ。

 

ゼッケンとタイムテーブルを貰い、二階の控え室に向かう途中、

雅春たちは試合を生で目撃する。

 

中学生とは思えない素晴らしいダンスを目の当たりにし、

さっきまでの自信が霞む雅春。

 

しかも、中学生に混じって、大人の姿も・・・。

何がなにやら解らぬまま、二階の控え室に向かう。

 

控え室に入ってびっくり!

なんと男女とも同じ部屋!しかも着替えもここで行うという。

リオ先輩がシートを広げ、場所の確保をする。

 

まるで花見のような・・・そんな感じだ。

問題の着替えだが、着替え袋なる秘密道具を使って着替えるらしい。

しかしそれも完全に隠せるわけじゃないようで、

そのあたりはお互いのマナーに任せるしかないという。

 

いやあーた・・・

リオ先輩みたいなダイナマイトが着替えてたら目が行くでしょ・・・

てか秋子は逆に堂々としすぎwwみたきゃみろってww

 

ご馳走様です!

 

着替えを終え、先生にゼッケンを背中に張ってもらう雅春。

着替えもそこそこにタイムテーブルの確認を部長からしてもらう。

 

まずスタンダード部門に出場するのは

雅春&エリちゃんと、部長&リオ先輩。

 

そしてラテン部門に出場するのが

八巻先輩&秋子先輩

 

ジュニア以下の試合が終わり、10分の休憩を挟んだら、

いよいよユース以上の試合が始まる!

 

高校生以上ということで、今回は大人も参加するようだ。

 

最初はスタンダードの一次予選。

ワルツ、タンゴ、ウィンナーワルツ、

スローフォックストロット、クイックステップと踊り、それぞれ勝ち上がった組が

二次予選に進む。

 

ただし今回の大会は一種目からでも出場できるルールの影響で

"ワルツ"のみ他の種目より参加組数が多いため、三つのヒートに分かれるという。

今回のように人数が多いときには一度にフロアで踊れないため、グループ分けをする。

その名称が、第一ヒート、第二ヒートなどと呼ばれる。

 

ちなみに部長とリオ先輩は第二ヒート。雅春とエリちゃんは第一ヒート!

つまりド頭スタートになる。

 

試合まで残りわずか・・・。

雅春は一人緊張しながら小学生の決勝戦をみていた。

そこに御木君登場!

 

雅春と同じくオールバックで決めてる。

競技ダンスの髪型は全員オールバックって決まりがあるのだろうか・・・

 

さすがチャンピオン・・・雰囲気がにじみ出てる。

雅春はその事を知らされていないが、雰囲気の違いは肌で感じ取ったようだ。

 

御木君も第一ヒート・・・つまり雅春たちと同じ組で踊るようだ。

雅春とエリちゃんペアは結局ワルツのみの出場になるようだが、

御木君は他の種目にも出るようだ。

 

雅春はエリちゃんの足を引っ張った感を御木君にもらしていたが、

彼は気にする必要はないという。

 

お互いに切磋琢磨し合える、そんな関係性はいいことだというのだ。

しかし、雅春はエリちゃんに何も与えていないと落ち込んでしまう。

 

だが御木君はいう。

今回たまたまエリちゃんのほうが覚えが早かったかもしれない。

だけど他の機会で雅春のほうが上達が早ければ、その時に引っぱって上げれば言いと。

それがパートナーだというもの。

 

それに隣にいるだけで安心出来る事もある。

特にこういう試合の時は尚の事だ。

 

だから何も与えてないなんてことはないよと励ましてもらった。

 

そんな中ターニャの叫び声が、御木はすぐに駆けつける。

別れ際、雅春に一言。

「ワルツ頑張ろうね・・・!」

 

これに「うん!」と力強く応える雅春。

いいヤツや。。

 

控え室ではリオ先輩がエリちゃんの着替えとメイクを手伝っていた。

初めての試合に向け、きれいに仕上げてくれているようだ。

 

そして完成した姿を自分で見るエリちゃん。

まるでお姫様のようだ。

 

自分ではないかのような姿に

胸の高鳴りを押さえられないエリちゃん。

さっきまでそれほどの緊張感を見せていなかった彼女だが、

一変、凄まじい緊張に襲われていた!

 

そして小学生の決勝が終わり、いよいよ雅春とエリちゃんの出番!

10分間の休憩後、もう試合は始まってしまう!

 

もう・・・やるしかない・・・!

 

覚悟を決める雅春!

 

「わ、わ、わたりさんっ、とにかく練習通りに・・・っ

 あと笑顔だ!笑顔でいこう・・・!ねっ・・・!」

 

しかし、雅春の言葉も存在にも気づいてないエリちゃん!

 

「え・・・?」と、雅春。

わたりさん・・・?

 

明らかに様子がおかしい!どうなる!!?