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何でもレビューブログ

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【漫画レビュー】火ノ丸相撲 第56番 集中と雑念【週刊少年ジャンプ33号】

■火ノ丸相撲
第56番 集中と雑念

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 荒木の内股に持っていかれたかに思われたが

咄嗟に腰投げでカウンターを決める國崎!

 

・・・一ヶ月前の俺ならこの内股で終わってたかもしれねぇ・・・

 

それほどまでにキレのある一撃だったが、

國崎はこの一ヶ月間、徹底的に鍛えてきたものがある。

 

足裏の感覚・・・把持力・・・!!

 

「よし!!」思わず声が出るダチ高の面々!

 

勝利を確信する者、敗北を前に動揺する者。

各々のあらゆる感情が交錯するこの瞬間・・・

この時間・・・・!

 

もらった!!

 

國崎も思わずそう思った。

 

しかし荒木だけはその時間すら"削ぎ落とした"

 

濃厚な敗北を嘆くでも、無根拠に勝利へ気合を入れ直すでもない。

全ての雑念を削ぎ落として得た時間。

 

その全てを費やし探す・・・勝ち筋を!

 

思考が加速する・・・!!

 

「!?」

 

 

 

荒木は腰投げで態勢を崩しつつも、片手で國崎のヒザに手をつき、

なんと空中で切り替えしたのだ!

 

しかし、こんな離れ業・・・いくら荒木といえど、すぐに万全な態勢は作れない!

 

だが荒木はそれすらも意に介さない!

余計な思考を極限まで排除する事で得た、解答時間のアドバンテージ・・・

それが相手よりも誰よりも早く勝利への最適解を

彼に与える・・・!!

 

荒木は払い巻き込み・・・いわゆる柔道の捨て身技を放った!

 

 

・・・ま、まずい・・・

全体重で持ってかれる・・・

 

くそっ・・・俺のレスリングじゃここから挽回する手立てがねぇ・・・

・・・こいつの集中力は異常だ・・・

・・・それに比べて俺は・・・

 

こんな時だってのに余計な事ばっか頭をよぎりやがる・・・

 

國崎の脳裏には、まるで走馬灯の様に過去の映像が駆け巡っていた。

そんな膨大な記憶の洪水の中から國崎の闘争本能が引き当てた、

一つの"技"の記憶

 

 

・・・俺はこれでいい。

雑念でも何でも全部抱えたまま俺は・・・勝つ!!

 

「最強!!」

 

「うへへ!」

思わず笑みがこぼれる火ノ丸。

 

なぜなら國崎が放った技・・・

それは紛れもなく鬼丸の・・・

 

右下手投げ・鬼車

 

ドンッ!!

荒木を投げ飛ばした國崎!

 

柔道でも、レスリングでもない・・・最後はれっきとした相撲技で決着をつけた!

ギャラリーは唖然!

 

ダチ高メンバーは歓喜に沸いた!

二陣戦はダチ高の勝利!

 

これで一勝一敗だ!

 

この勝負はレスリングが柔道に勝ったなどと言う話ではない。

はじめからこれは異種格闘技戦ではなく相撲の勝負。

 

どうやら國崎の力士としての誕生の瞬間だったようだ。

 

この試合を見ていたレスリング部の連中は改めて國崎の姿を見て思い知らされていた。

ただ楽しむためだけの部活への取り組み方と、勝つための取り組み方の違い。

 

レスリング部は仲間と勝利を分かち合い、満面の笑みを浮かべる國崎の姿を

始めて目にしていた。

 

 

「よぉホタル。おめぇの負けをチャラにしてやったぜ。感謝しな」

「うぐっ・・・ありがとうございます!!

 

バチンと國崎のムネをしばく三ツ橋w

 

「・・・勝敗は紙一重だったが・・・何だかんだで頼れるよ」

 

桐仁もあの決め技には驚いていた。

簡単に真似できる技ではない・・・チヒロの今後に末恐ろしくなる桐仁だった。

 

「・・・あぁ・・・」と火ノ丸。

「・・・きっちり仕事したぜ。大将」と火ノ丸に言うチヒロ。

火ノ丸も笑顔で応える。

 

「さて・・・俺のおかげであと一敗までならできるぜ。気楽にやんな五條」

「!!なっ・・・何が言いてぇんだてめぇ・・・」

 

「ハッハッハ!いやホラ、リラックスさせようかと。

 あん時と同じ様に格上の相手にビビっちゃってんのかと思ってよ」

 

久世の姿が脳裏をよぎる。

 

「・・・・フン・・・後輩二人のあんな戦い見せられて、

 俺だけ恰好悪い所見せらんねぇだろ。ビビる?誰に言ってやがる。

 勝つ事以外考えてねぇよ・・・!!」

 

中堅戦 五條VS金盛!!

いよいよ開幕!!