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【漫画レビュー】リアルアカウント account31/マーブル共の朝日【週刊少年マガジン35号】

■リアルアカウント
account31/マーブル共の朝日

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第5ゲーム『大炎上祭』終了・・・

 

しかし生き延びたのはわずかに200人ちょい・・・

『大炎上祭』での犠牲者は想像をはるかに上回っていたようだ。

 

ゲームをクリアしていけば現実に帰れる・・・

それだけが希望のプレイヤー達。

しかし第5ゲームをクリアしてもリアルには戻ってこれなかった。

 

一体あといくつゲームをクリアすれば現実に帰れるのか・・・

もはや希望を抱くことを辞めるプレイヤーも出てきていた。

 

・・・・・・

・・・

 

「向井・・・どういうことか説明して」

 

頭を抱え、座り込むユウマに尋ねるあやめ。

 

「・・・・・」

 

しかしユウマは黙ったままだ。

だが、あの豹変したユウマではなく、元のユウマに戻っているようだ。

 

「・・・じ・・・自分でも・・・よくわかんねーんだ・・・。

 オレも"あんなオレ"初めてだ・・・頭ん中グチャグチャになったと思ったら

 突然真っ白になって・・・自分でも信じらんねーっつーか・・・」

 

「じゃ・・・じゃあ!ユウマさんはやっぱりいい人で・・・

 私にかけてくれた言葉も・・・全部本心から・・・」

 

「他人のことなんてどうでもいい・・・って思ってんのは・・・マジだよ。

 オレは・・・そういう人間なんだ」

 

ショックを受ける仲間たち。

 

「これまでひっしでいい奴を演じて、相手が喜びそうな事を喋ってた・・・

 心にもないことを!

 蔵科の言った通りだよ!認められたかったんだ!!

 でもさ・・・別に悪くねぇだろ!?偽善だって善じゃん!?

 なぁっ!?」

 

パァーン!!!

 

 

 

あやめの平手打ちがユウマの顔をはたく!

 

「・・・別にいいわよ偽善だろうが、記憶がないとか正体が何者かとか・・・

 そんなのどうだって・・・でも・・・」

 

『オレに依存すればいいじゃん!』

 

「あたし・・・嬉しかったんだよ。嬉しかったのに・・」

 

涙ぐむあやめ。

「ちょっぴり好きだったのに・・・」

と、聞こえない声でボソッと呟くと

 

「バーカ!」と言って、どこかに行ってしまった。

 

「!あやめちゃ・・・」

「・・・ユウマさん。

 私は・・・ユウマさんがどんなつもりでだったとしても・・・

 命を救われたのは事実です・・・

 で・・・でも・・・今はちょっと・・・ユウマさんが怖い・・・です」

 

そういってチホもユウマの元を去って行った。

一人落ち込みへたり込むユウマ。

 

「ボクは・・・そんなにひどくないと思うけどね・・・ユウマ君。

 他人に良く思われたくて・・・思ってもないこと言っちゃう・・・

 カッコつけちゃう・・・キャラを作っちゃう・・・

 それって・・・誰にでもあることだと思うけどな。

 ボクなんてネカマやってたんだよ。そっちのがよっぽどオカシイでしょ!」

 

「・・・キリカちゃん・・・」

 

でも・・・

あのときオレは

心より楽しんでたんだ・・・

 

「なんなんだよこれ・・・

 これが俺の家族?親が事件の黒幕・・・?

 なんにも思い出せねぇよ・・・」

 

・・・それにオレ・・・なんであんなこと・・・

 

『久しぶりだなユウマ』

 

"ユウマ"はオレだろ・・・!?

 

「・・・ッ

 なにがどうなってんだよっ!!ちくしょおーーーーっ!!」

 

叫ぶユウマ。

その時だった。

 

「・・・お・・・」

「・・・え!?ユウマ君!?」

 

突然キリカの前で倒れるユウマ!

 

「あ・・・?」

「・・・?」

「え・・・なに・・・急に・・・」

 

「あ・・・れ・・・・?」

「あやめさ・・・」

 

次々バタバタと気を失うプレイヤーたち!

マーブルはガスマスクをしている!

 

「・・・フフフ、さぁ~て、『選別』も

 そろそろ大詰めですねぇ・・・♪」

 

・・・・・

・・・

 

「・・・・う・・・」

 

目を覚ましたユウマ。

 

「!?うわっ!マーブル・・・」

 

視界に現れたのはマーブルの姿だった。

 

「・・・・・・って、ま・・・マーブル・・・だらけ・・・?」

 

辺りにはマーブルのコスチュームを

身にまとった何者かがそこら中でユウマと同じく目を覚ましていた。

 

恐らくはプレイヤーだろう。

 

「・・・ん?あれ!?オレもマーブル!?」

 

ユウマも例外ではない。

マーブルの仮面をつけ、風呂敷マントをしている。

 

「お・・・おーい、あやめちゃんっ!みんなーっ

 ・・・ダメだ。まったく見分けがつかん・・・」

 

「お・・・おい上・・・!!」

 

周りが、ざわつきだす。

ユウマは上を見上げると青空が広がっていた!

 

「まぶし・・・」

「空だ・・・じゃ・・・じゃあ・・・」

 

「ここは現実・・・!?」

 

「現実・・・!?うそ・・・!?」

「も・・・戻ってきたのか・・・?」

「全クリできたってこと・・・?」

「空・・・キレイ・・・」

 

「・・・ハハ・・・やった・・・やったぞ・・・!!

 現実だ!!戻ってきたぞーーーッ!!

 もうゲームなんてやらなくていいんだァ!!!!」

 

歓喜に沸くプレイヤーたちだったが、すでに異変は起きていた。

危機の足音はすでに音を立てて、彼らに迫っていた!

 

気付けばプレイヤーを囲むように大量の人間が!

妙な興奮状態に武器を持ってる者もチラホラ!

眼が血走ってる・・・!

 

「・・・え・・・・は・・・?」

「誰?」

「ど・・・どういう状況・・・」

 

その瞬間!

プレイヤーたちを取り囲んでいた群衆が怒号を上げ、どっと押し寄せてきた!!

 

 

「は・・・はいいっ!?」

「お・・・おいおいおいっ」

「うわああ来るな、来るな・・・!」

 

「きゃあっ!?」

 

ビッ◯黒ギャルがいきなり服を破られた!

 

「ちょおおーーーっ!?」

 

みれば男、女関わらず、群衆はプレイヤーのコスチュームを剥ぎ取り

真っ裸にむいている!

 

「・・・あ・・・あった!

 へへ・・・見つけたぞ・・・マーブルマーク!!

 

「・・・はぁ!?」

「スキャンしなきゃスキャン!!」

 

黒ギャルのケツに小さなマーブルマークが・・・!

こいつらの目的はそれなのか?

 

驚愕するユウマ!

 

・・・な、なんだ!?

なにが始まったんだ・・・!?

 

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