■弱虫ペダル
RIDE.365 アニソン
「これは・・・総北の伝統になりそうですわwww」
■前回のレビュー
青八木が鏑木に手渡した神様のビンセン・・・。
そこに書かれていたのは歌詞だった!
困惑する鏑木w
「歌は読むものじゃない。歌うものだ」
青八木からの指示・・・それはこの集団の中、
ラブ★ヒメのオープニングテーマソング『恋のヒメヒメぺったんこ』を歌うこと!
それこそが集団を抜け出す秘策だと語る!
「何言ってんだ青八木さーーーーーん!!」
ワラタwwここに来て敬語に戻ったw
「『ラブ』と『ヒメ』の間には星が入る!!」
「どうした青八木ィ!!」
青八木の正気をうたがう鏑木w
アニメは見たことがないが歌ったことはあると語る青八木。
何度も繰り返し歌ってきたというが・・・一体どういう事なのか。
時は遡り、昨年の12月・・・
田所に呼び出された青八木。
3年最後のレースも終え受験勉強もひと段落ついた田所は、
青八木に重要な事を伝えたいというのだ。
スプリンターである青八木が、尊敬する田所からアドバイスを貰える・・・。
青八木は期待に胸を膨らませていたが、田所が言ったのは、
「アニソン憶えろ」
の一言だった。
困惑する青八木w
「!?!?!?ほへ!?」
田所は『恋のヒメヒメぺったんこ』のCDを取り出し解説を始めるw
青八木は反応に困ってるw
「小野田に教えてもらったんだ。この歌」
「・・・・・!!」
「インターハイ第2ステージのレース中に!!
この歌のおかげでオレは金城たちのいるチーム総北に戻ることができた!!」
ロードレースは距離も時間も長い。
その中で予想しない様々な出来事が起きる。
そのイレギュラーに全て対応できる準備は出来ないだろう。
だが、できうる限りはやっておくべきだと田所は言う。
勝機に繋がる1%があるならば妥協せずサボらずキッチリ準備すべきだというのだ。
たとえそれが一見、意味のなさそうな『うた憶える』ことであってもだ、と。
「まぁ正直この歌をインターハイで歌うのなんてのは1日限りだったと思うし、
何の役に立つんだと聞かれてもわかんねェとしか答えられねェ。
けど、この見たこともないアニソンが、今年オレたち総北を
優勝へ連れてってくれたひとつの力になったのは間違いねェんだ」
田所の言葉を素直に受け止める青八木!
・・・・・・
・・・
「ヒーメヒメヒメ!」
「おわっ!急に歌いだした!」
「ヒメはヒメなの」
「あ、青八木さん!」
集団の真っ只中で大声で歌いだす青八木w
周りはざわつき始めるww
これはあかんww事情知らない人間には変人に見られるww
「ヒメなのだ!!」
田所は、確かにこの歌でレースに復帰した。
青八木はそれを信じ歌い続ける!
鏑木は恥ずかしいと、青八木を止めようとするw
しかし、そんな制止を振り切って歌い続ける青八木w
「今のが一番だ」
「!?」
「憶えたか?」
「!?」
青八木の真剣な目・・・!
「さっき集団からとびだすために『何でもやる』と言ったのはウソか?」
「やっ・・・」
「この歌が勝機の1%になるとしても歌わないのか」
「・・・いやいや、なんないす。冷静になってください青八木さん。
歌ですよ。単なる歌!しかもアニソン!勝機になんて」
「なるかならないかはわからない。だが、
やる前にわかることなどひとつもない!!」
鏑木は揺れていた。
集団の中で大声で歌う・・・常識外れのその行動が集団を抜け出す結果を生む?
ありえない・・・!意味が解らない・・・!
しかし、青八木の目は真剣だ。
やってもいないのに何故わかる・・・確かにその通りだ。
なによりこれは神様がくれたメモだ!
これでマジで前に進めるのなら・・・
鏑木は覚悟を決めた!
「わかりましたよ!!アニソン一発!!オレも男だ!!
歌いますよ大声で!!」
「つづけて歌え!!」
集団を抜けるため、ギアとケイデンスと歌のリズムを自分に合わせろと
青八木はいう!
鏑木は恥ずかしがりながらも歌い続ける!
しかも一回ではなく、もう一度頭から歌うというw
くそ、くそ!!
かっこわるい!!
大声で歌!!
超絶恥ずかしすぎる。
けど、オレは今ロードレースをやってる!!
ロードレースで闘えないことの方がもっとかっこわるい!!
青八木と鏑木は徐々に集団の前に出る!
苦しそうな鏑木を励ます青八木!
『こいつを使う時、重要なのは全部忘れて歌うことだ。
オレにも理屈はわからねェ。けど、その方が確かに前に進めるんだ』
田所の言葉を思い出し、鏑木にもうしろのことは忘れて歌に集中しろという青八木。
さっきからメチャクチャな指示ではあるが、前に出るためならやってやる!と、
鏑木は歌いながら全力で進む!
その結果ついに集団を抜け出した!!
田所の言う通り、恋のヒメヒメぺったんこは役に立った!
あとは鏑木を連れて最前線に追いつくだけだ!
頑張れ!!
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