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【漫画レビュー】刃牙道 第75話「アイキ」 渋川の強がりッ!

■刃牙道
第75話「アイキ」

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 「武蔵も知らない技術・・・!これは勝機もある!?

 

■前回のレビュー

 

武蔵が仰向けで倒れたところに、渋川の顔面突き!!

突然の事に呆然とするギャラリー!

 

武蔵は鼻血を流して若干脳震盪を起こしている?

渋川が武蔵の手を放すと、その手はそのまま無造作にパタリと床に落ちた。

 

「へッざまあ見やがれ」

 

パンパンと両手を払う渋川。

 

ギャラリーはその僥倖に息を飲んだ。

実戦で炸裂する合気を目撃できたことに感謝ッッ!

 

そうこうしているうちに武蔵が起き上がってきた。

渋川とのにらみ合う武蔵。

 

「ふふ・・・詫びる気はさらさらねぇ。

 友(ダチ)の仇討ちと言や聞こえはいいが、こんな出鱈目な仇討ち、

 烈海王本人だって希望んじゃいねェさ。

 

 俺が個人的な感情でやったことだ。

 宮本武蔵が気に喰わねぇと勝手にやった仇討ち。

 早ええハナシが"憂さ晴らし"だ」

 

「ふむ。それは良いとしてだ。

 凄い妖術だな。掴んだ手が放せない。

 互いに対等に握り合ってるのに一方的に操られた。

 あまつさえ握った手を媒介に重量さを被せてきた。

 まるで巨岩を預けるように。俺の知らぬ技術だ」

 

 

 たしかに戦国時代に合気は存在しない。

 

武蔵が知っているものとしては、

合戦で刀槍などの武器を失った際の組み討ち。

素手のまま武器を制する技術・・・『捕り手』が挙げられる。

 

「アンタにとっては遠い未来のハナシだが、

 この国は『廃刀令』と称し国民と刀剣を切り離した。

 結果・・・素手の組み討ち技術が残り続けた。柔術として」

 

「ジュウジュツ」

 

「安政6年(1859年)一人の天才が出現れる」

 

その名を武田惣角。

15歳の時、ならず者の喧嘩に巻き込まれるも相手を斬り捨てるなど、

数々の武勇伝を残す。

 

「そこは天才惣角、それだけでは終わらない」

「長いな話が」

 

渋川はまぁまぁと話を続ける。

 

身長150cmそこそこという短躯の不利が生み出した、

圧倒的とも云える「技法」

 

敵意に満ちた対戦者の攻撃を触れた刹那、無力化せしめる秘技・・・

合気を生み出した。

 

「アイキ」

 

「武田惣角以降、幾人かの才能が生まれるも、

 遂に惣角をも凌ぐトンデモな大天才がまた一人現れる」

 

そういうと渋川の口角があがる。

 

俺、渋川剛気だ

 

いよいよ始まってしまうのかッッ!?

武蔵VS渋川ッ!!

 

笑みを浮かべる武蔵。

 

「渋川さん、なにが見える・・・?」

「今朝ほどから・・・お花畑が・・・」

 

虚勢ッッ!!

渋川の顔には冷や汗が滲んでいる。

本当に見えているのは絶壁の断崖!

水しぶきが上がる崖っぷちじゃないかッ!!

 

「俺もだ(はぁと」

 

素手ですら武蔵に及ばないということか!?

合気じゃ武蔵を倒せないのか!?

 

■前回

 

■次回

 

■刃牙道感想まとめ