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【漫画感想】ものの歩 第一局 一枚の歩【週刊少年ジャンプ42号】

■ものの歩
第一局 一枚の歩

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 クロガネの池沢春人先生の新連載始まりましたね。

1話の感触としてはかなり面白かったです。

 

主人公・高良信歩は高校進学にあたり一人暮らしをすることになったのだが、

寮の部屋が老朽化で工事することになり、

家賃3万の"かやね荘"でルームシェアをすることに。

 

迎えに来てくれた、かやね荘の直井泰金(なおいやすかね)はメガネの優男さん。

信歩はどうやらかなり要領の悪い性格のようで、

めちゃくちゃ勉強したにも関わらず志望校には受からず、

滑り止めで受けたところになんとか受かったようだ。

 

なにやら親とも確執があり、家に居づらい様子だ。

直井さんに案内され、かやね荘にやってきた信歩。

 

そこには将棋をさす、ギラついた4人がいた。

どうやら彼等がルームシェアする仲間になるようだ。

 

しかし、ここで問題が発覚。

どうやらかやね荘は『奨励会員限定』の物件だったらしく、

ここは"将棋のプロ"を育成する場だった。

 

それが不動産屋に伝わっておらず、

何も知らない将棋素人の信歩が、やってきてしまったというわけだ。

 

信歩は帰ろうとするが泰金は止めようとするw

その一方で4人は冷めたもので、オサラバ雰囲気だ。

 

しかし、ここで入居者を獲得しなければ、家賃1万アップだと聞かされた4人は

いきなり信歩歓迎ムードにww

なんて現金な奴らだw

 

ここで四人を紹介しよう。

クール系の美男子・銀雅(ぎんが)。苗字なのか名前なのかよくわからない。

桂司(けいし)金髪の人懐っこいスケベボーイ。

4人の中では下っ端かな?

 

香月。ちょっと性格キツイ、男なのか女なのかよく解らない可愛い子。

でもやっぱり性格はキツイ。

 

みなと。

パイオツカイデーなツインテ女子。

ヒロイン的な存在か?性格はキツメ。

 

なんとも個性的な面々だ。

 

いい人たちではある・・・が、

信歩は自分がいることを迷惑だと感じているようで、

寮の修繕が終わったら出て行く気のようだ。

 

ここで信歩の過去が明らかに。

どうやら幼少期に、新しい母親が来たようだ。

戸惑いを隠せない様子。

 

それから成長を遂げていく中・・・

信歩は周りからノロマだとよく言われた。

 

学校で先生にあてられても、思考時間が長く答える間もなく、次に回される。

日常においても、友人達とのやりとりに咄嗟に反応できず、

間をおいてしまうため、ノリの悪いやつだと思われてしまっていた。

 

信歩にとって世界の速度が速すぎて、何も言えぬまま、人は離れていった。

誰一人自分をふり向く人はいなかった。

 

 

翌朝・・・

信歩は迷惑かけている分何かしなければと、朝から掃除に精を出す。

そんな中、朝から将棋漬けの4人。

どうやら掃除当番も将棋の勝負で決めてるようだ。

 

だけど一番弱い桂司が負けっぱなしで、家事全般をやることになってるようだ。

そこで目をつけられたのが信歩だw

 

将棋を教えるからと素人を相手に勝つ気満々だw

しかし信歩は新しい事を憶えるのは苦手だと断った。

 

掃除はいいから勉強見てあげると泰金が申し出てくれたのでテストをすることに。

しかし結果は100点中38点。

勉強だけしてきたという割にかなりお粗末な出来だ。

 

どうやら信歩は一つの事に執着しすぎるところがあるようだ。

普通なら解らない問題があれば飛ばして次の問題に行く。

 

しかし信歩は解らないところに全ての時間を費やし、

飛ばすことができないようなのだ。 

 

ちなみに難問にぶち当たるまでは全問正解。

この要領の悪ささえなければもっと出来る子なんだと思う。

 

今まで生きてきて、ずっとこうだという信歩。

人一倍勉強してきたが、第一志望は落ち、いつも遊んでるような人は受かった。

 

「要領がよくなければ・・・才能がなければ

 努力など無駄だったのでしょうか・・・」

 

泰金はそんな信歩の性格に何かを見出したのか、急に将棋をやろうと言い出した。

ルールを教え、駒の動きを教える。

中でも"歩"に興味を持つ信歩。

 

最弱の駒でも敵陣に踏み込めば金となり、強くなれる。

さらに敵に取られても、歩でしかないので取られても大きなリスクはない。

 

そんな中、泰金は詰め将棋をやろうと持ちかける。

最初は慌てふためく信歩だったが、ゆっくり考えていいと桂司に言われ、

じっくり考える信歩。

 

すると、これを見事解いてみせる信歩。

次に泰金が出した問題は、素人に解けるレベルではないものだった。

しかし、これを解いてしまう信歩。

 

これには、みなとも香月も驚きを隠せない。

騒ぎに気づいた銀雅もこれを覗きにくる。

 

次に泰金が出した問題はアマ有段レベルの難問!!

しかしこれも解いてしまう信歩。

 

信歩の人並みはずれた要領の悪さと、視野の狭さ。

一般社会においてそれはまるで役に立たないものだったが、

こと将棋の世界において、その"目の前のたった一つの問題を譲れない"性格が

途轍もない力を発揮する!

 

一点集中型の思考力!!

実に将棋向きだ!!

 

超難問まで解いた信歩。

泰金たち、将棋のプロを目指すものたちも、

『報われない努力など無い』と信じ日々邁進している。

 

泰金に『僕たちは仲間だ』と言われ、涙を流す信歩。

 

・・・・

・・

 

一度目の涙は唯一の"瞳"を失ったあの日。

どうやら信歩の母親は幼少期に病気で亡くなったようだ。

 

母からの声無き最後の言葉『まっすぐいきなさい』

声を出す力もなく、母は信歩の掌に一筋の線をなぞり、それを伝えた。

 

それから信歩は自身の手に包帯を巻き、母がなぞった線をマジックで描いた。

 

しかし、どれだけ真面目に生きても

自分に振り向いてくれる人はいなかった。

 

そして二度目の涙が今か。

狂おしい程叫び続けた言葉が、初めて誰かに届いた気がしたから

自分は"ここにいる"と。

 

しんみりしたところで信歩の歓迎パーティを始める仲間達。

気のいいやつらだなぁ。

 

すっかり将棋に興味をもった信歩は皆の対戦を食い入るように見ていた。

そして進むべき道を見定めた。

 

たった一枚の歩が戦局を大きく変える事もある

 

「自分もプロを目指します!!!」

 

・・・今、その歩は打たれた。

 

 

■次回

 

■ものの歩感想まとめ