■刃牙道
第77話「さすがだぜ」
「あの勇次郎が本部を認めた・・・だと・・・?」
■前回のレビュー
先に動いたのは渋川だった。
武蔵に向かい、一歩踏み出した。
2人の距離はまだ遠い。
しかし、ここで武蔵が渋川同様に踏み込む。
だが、明らかに渋川よりも踏み込みが深く、一瞬にして渋川に超接近ッッ!
渋川の驚愕の表情からも、武蔵の踏み込みに気づく間も無く、
一瞬にして詰められたといった具合か。
そして武蔵は渋川の間合いに入るや否や、一閃ッ!!
武蔵が刀を持っていたならば、この時点で渋川はあっけなくやられていただろう。
この時点で、すでに二人の力量の差はかなりのものだと推測される。
「うッ・・・や・・・やられたァ~~~~!!!」
まるで時代劇である。
渋川剛気特有の悪ふざけ。
「んん~~~~~~~~?」
武蔵もあっけに取られている。
ギャラリー三名はいきなりのことに、
何が何やらちんぷんかんぷんな表情を浮かべている。
ついには「ぐわァァ~~~~ッッ!!」といって倒れこんでしまった。
白目までむいてるww意外と演技派だw
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
全員沈黙ww
「あの・・・センセ・・・」
ギャラリーの一人が倒れた渋川に声をかける。
するとようやく目を見開き、起き上がった。
「いやァ~~~~・・・・さすが」
そう言って立ち上がった。
「さすがは"剣の人"だ。『抜く手』も見せずバッサリ・・・・
・・・どころじゃねェ・・・
踏み込む気配すらも見せねぇ。気づいたらバッサリだ。
一足目を踏み込む間もなく詰められていた。
触れる間もねェ。合気もクソもねぇ。完敗だ」
そういって渋川は右手を差し出した。
完敗と言いながら、明らかに誘っているw
武蔵を稀代の反則魔と言いつつも、渋川も相当な反則魔な気がするがw
渋川の差し出した手を武蔵は握り返してくれた。
恐らく、渋川の魂胆を見抜いた上で、あえて乗ってあげたのだろう。
「っと・・・・・うわぁ~~~~~・・・」
さすがだぜ
握られた渋川は額から汗が噴出している。
剣豪ってな、こうでなくっちゃ
めった斬りにされる渋川w
やっぱ魂胆見抜かれてたかw
笑みを浮かべる武蔵w
まぁ斬られるといっても所詮はイメージだから、肉体的なダメージはない。
だが、烈同様に武器を許可した試合を行えば、
相手に触れずには勝負にならない渋川は勝ち目はないだろう。
・・・・・
・・・
一方・・・
とある男が、高級ホテルを訪れていた。
「徳川の爺ィだな・・・居所をチクリやがった・・・」
高級ホテルの0000号室。
そこに勇次郎はいた。
あいも変わらずパンツ一丁である。
「あまり言いたかねぇことだが本部よ。
おめぇん所、訪ねようとしていた」
「!アンタが・・・この俺を訪ねる・・・?」
「ここんとこ客が増えてんじゃねぇか?」
奴の事はおめぇがイチバン理解ってる
ファッ!!?
あの勇次郎が本部を認めた・・・だと・・・?
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