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【漫画感想】ものの歩 第三局 自分で【週刊少年ジャンプ44号】

■ものの歩
第三局 自分で

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プロになるために、まずは東京で一番になることを言い渡された信歩。

片っ端から将棋の大会を申し込む最中、今日は高校の入学式!

 

みなとと共に学校に向かう事に。

同学年なのか。

 

ちなみに、じじいを相手にするんじゃなくて、部活を薦められた信歩。

将棋部に入ることを決めたのだが、そこには

『経験者のみ 初心者不可』

の文字が。

 

ただ、信歩の目には、この一文よりも

『目標:都大会優勝』

 

に目が行ってるため、まるでみえちゃいなかった。

 

そんな中、謎のバインダー男とぶつかる信歩。

ぶつかった拍子に、バインダーの中身が風で飛ばされてしまった!

信歩はすぐに拾おうとするも、

 

「・・・いらね」

 

と、一言。

 

「いらない!?」

「いーからかまうな」

 

「そういうわけには!!待っ・・・!!!」

 

ズボッ

 

あ・・・

うれしくないラッキースケベや( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン

バインダー男のズボンに手をかけズリおろした信歩。

 

なんと苺ガラである。

 

「・・・・・・・・戻せ」

 

言われるまま、ズボンを上げる信歩w

 

「よーし・・・いい子だ。お前は何も見なかった。いいな?」

と、すごむバインダーww

そのまま一目散に去っていったw

 

一応、ぶちまけた書類を拾う信歩だったが、ぐしゃぐしゃで読めない。

 

・・・・

・・・

 

将棋部に来た信歩。

そこで初めて初心者不可に気づいたが、自分は経験者だという事にして

部室のドアを開いた。

 

なんとそこには先程のバインダー男が!

 

「あ・・・・!いちごの」

「ぶっころすぞ」

 

ワロタww

 

 

さっきの書類を渡そうとするが、全部覚えているからいらないという。

結構な量があるのに凄いな。

 

どうやら彼は同じ1年生で、校長と知り合いらしく、

春休みからここを借りているらしい。

ちなみに将棋部員は彼一人だという。

 

信歩は入部を頼むと、力を見てやるとバインダー男。

言われるままに信歩は一手を指した。

 

しかし、その瞬間

 

「帰れ」

 

と言われてしまう。

一手みれば初心者かどうかわかるという。

信歩の指した手は、初心者丸出しだったというのだろうか。

 

無理矢理追い出しを喰らう信歩。

 

そんな所にみなとがやってきた。

 

学校からの帰り道、みなとに事のあらましを話すと、

彼女曰く、初手は9割が7六歩か2六歩を動かすというのだ。

角の道を開ける為か、飛車を先に進める為に飛車の前の歩を動かすか。

将棋を知ってるものであれば、それが定石だという。

 

戦型や定跡も覚えるよう、みなとに言われるが、

まずは詰将棋を極めたいと信歩は言う。

 

「ま、いいんじゃない。肌に合ったやり方は一番だし、自分で決めた道を行けば?」

「自分で決めた・・・道・・・」

 

みなとの言葉に、何か思うところがあったのか信歩は学校へ走っていく!

 

人の言うことを聞くのが真面目だと信じてきた。

だから何も手に入らない。

振り回れるのはやめだ。

まっすぐ、自分で切り開け!!!

 

 

学校に着くやいなや、将棋部の部室に天窓から忍び込む信歩。

これにはバインダー男もドン引きw

 

信歩はここに自分も将棋部を作ると言い出す。

 

「大会?何でそんな出てェんだよ・・・」

「腕試しです。自分プロ目指してるので!!!」

 

ポカンと殴られる信歩。

やはり経験者から見れば、プロがどれほど険しい道なのかわかるようだ。

 

だが、プロを目指し楽しそうに指す信歩の顔を見て、

バインダー男は誰かを思い出したようだ。

 

・・・・・

・・・

 

一方、かやね荘では信歩が持ち帰った書類・・・もとい棋譜をみんなで見ていた。

 

棋譜から読み取れる藤川竜胆の文字・・・

藤川元名人の孫らしく、みなとも子供の頃戦ったことがあるらしいが

メチャクチャ強かったらしい。

 

アマの藤川杯を獲って、奨励会入りし、プロを目指すという目的があったようだが、

彼は藤川杯を獲ってからパッタリ姿を消してしまったという。

 

この棋譜は、まさにその藤川杯決勝戦のもののようだ。

相手は百合峰蒼馬・・・

泰金からみても凄い棋譜だという。

 

蒼馬の最後の一手、3七角。

ここまで優勢だった藤川だったが、この一手で形勢は逆転。

にも拘らず、この一手の直後、蒼馬は謎の投了。

 

結果的に藤川竜胆が勝利し、優勝を飾った。

 

この棋譜の持ち主は、ずっと探し続けている。

この時見えなかった勝ち筋を・・・

 

・・・・

・・・

 

バインダー男・・・もとい藤川竜胆は記憶した藤川杯の決勝の棋譜を並べていると、

それを食い入るように信歩は見ていた。

 

「あの・・・何度もここで止まってますけど・・・自分なら・・・」

「!!おい素人がいじんじゃ・・・」

 

信歩が指したのは3七角!

蒼馬と同じ一手を指した!

 

やはり信歩の終盤に見せる集中力は凄まじいものがあるようだ。

 

「どうでしょうか!?」

「・・・てめェ・・・大会に出たいんだったな。指せ、今度は最後までみてやる」

 

本気になった藤川竜胆!

果たして素人の信歩が勝てるのか!?

 

 

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