■ブラッククローバー
ページ35 最強の男
アスタが敵に連れ去られてしまった!
ノエルはすぐに助けないとと叫ぶが、空間を移動した敵の魔力を探る事は困難・・・
このまま放っておくしかないのか・・・
ノゼル曰く、今は王都の護りを固める事が先決、
アスタに割ける時間も魔力もないという。
確かに現段階で敵の襲撃であれで終わりかどうか判断出来ない以上、
懸命な判断かもしれないか・・・。
ノエルはフエゴレオンの事を思い出し、ミモザに回復を頼む。
どうやらまだ息があるようだ。
レオポルドも相当の手傷を負った様子・・・
ミモザの回復魔法でも応急処置が限界だという。
それほどの重症ということか。
するとソリドが口を開いた。
「団長ともあろう者が・・・ざまぁ無いなァア・・・!
ヴァーミリオン家も堕ちたもんだ・・・同じ王族として恥ずかしいね・・・!」
こいつほんと性格悪いな( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
「我々は魔法騎士・・・!勝たなければ存在する意味は無い・・・」
ノゼルまで・・・ノエルの兄共はくそったればかりだな。
「そうだぜ!!これで紅蓮の獅子王団も形無し・・・」
「だがソリド・・・」
嘲り笑うソリドに割ってはいるノゼル。
「戦いの場にいなかった我々は、それ以下だ・・・
これ以上被害が拡がる事の無いよう護りを固めろ・・・!」
目で威圧するノゼル。
すっかり怯えてしまったソリドw
ざまぁみやがれ!!
現状では通信魔法を妨害する魔法が散布されているようで、指揮系統が混乱にある。
それゆえに王貴界外からの援軍もこれなかったようだ。
一方、空間転移で逃げた一団は、どこかの砦のような場所にいた。
ローブの魔術士が5人・・・
空間転移の使い手とラデス・・・合わせて7名か。
ローブの一人が勝手な行動をしたラデスを叱責する。
どうやらこいつらの上の人間がラデスを気に入ってるようだ。
それゆえの調子に乗った行動だったのかな。
ローブの男はそれがおもしろくないようだ。
一方サリーと呼ばれるローブの女。
なんだか喋り方がギャルっぽいというかなんというか。
アスタをころせと命じられるも拒否する。
どうやらアスタを研究材料にするつもりらしい・・・
ローブのフードを外した女は目がとにかく危ない(((( ;゚д゚)))
完全にイカれてる(((( ;゚д゚)))
アスタも意識を取り戻し、自分の置かれてる状況のヤバさに焦る。
そんな時だった!
「やぁ待ってたよ」
黒幕だと思ってた魔法帝ユリウス・ノヴァクロノの姿がそこにはあった!
敵も突然の事に驚いている!
どうやら魔法帝の黒幕説はないようだな。
「王都はどうだったかな・・・?」
ローブの男はすぐさま攻撃態勢に入るが、
魔法帝はそれを上回る速度で敵の隣に姿を現した!
そして、あっさりと前衛二人を消し去ってしまう魔法帝。
どこかに転移させたとか、そんな生易しいものではない・・・
木っ端微塵・・・跡形も無く吹き飛ばしたのだ・・・
「何・・・・!!?」
「ば・・・馬鹿な・・・・!?」
「しんでもらったよ・・・流石にこの人数は厳しいからね・・・
拘束するのは」
木属性の魔法で魔法帝に襲い掛かるローブの魔道士!
しかし、これもあっさりやられてしまう・・・。
絶望からか悲鳴を上げるラデス!
「・・・君達・・・王都を襲って来たんだろう・・・?
まさか・・・ころされる覚悟も無いのに、
ころしに攻めたわけじゃ無いよね・・・?」
これが魔法帝・・・!
静かだが冷酷さを垣間見せる!
敵の空間魔法使いも、すでに魔力切れ・・・逃げる事も叶わない様子だ!
「とはいえ、君達なかなかの手練のようだね・・・骨が折れそうだ。
どうだろう・・・一人だけ生かしてあげるから投降しないかい?
早い者勝ちだよ。どうかな?」
笑顔でおっそろしいことを言う魔法帝!
舐めるな!!と敵も攻撃態勢に入る!
しかし、魔法帝の尋常でない動きの前に、敵の魔法はすべてかわされる!
「・・・仕方ない。この人数だったらいけるかな・・・?」
そういうと魔法帝は
時間拘束魔法"クロノスタシス"を使って敵の動きを止めた!!
完全に敵を沈黙させた魔法帝!
その力圧倒的!!
「無限に続く一瞬の時を味わうといいよ」
あんな強かったヤツらを全員一瞬で・・・・!!
これが・・・
「目指しているんだろう?魔法帝。
なら目を逸らさずしっかり見ておくんだ・・・
これは君が越えねばならない事のほんの一部ですらない」
オレが追いかけてる・・・最強の男・・・!!
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