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【漫画感想】弱虫ペダル RIDE.380 心のつつみ あのさぁ・・・・

■弱虫ペダル
RIDE.380 心のつつみ

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「もうだめだろwwww腐臭しかしないw

 

■前回のレビュー

岸神小鞠の実家は京都の町外れの古くて大きな屋敷で育ったようだ。

物事や所作はむやみに他人に見せていいものではないと教えられたようで、

楚々と振る舞い静心を持ち、自分の感情などつつみかくせ・・・と。

 

少年小鞠は読書が好きだった。

そして他人の体に興味津々だった。

 

血の通う他人のカラダに触れたい・・・

こんな美少年がそんな癖を持っているとは・・・。

 

そして中学生になった小鞠は御堂筋と出会う。

御堂筋に視線を感じ取られ、話しかけられると、すぐにその場から逃げてしまった。

ロードレースには興味はなかった。

ただ『にく』に興味があった。

 

御堂筋のにくに(((( ;゚д゚)))

 

小鞠は親のいいつけを守り、包み隠さなければならないと決め付けていた。

 

 

最初はただ本当に本を読もうと来ていただけだった。

しかし、たまたまそこでロードレースをやっていた。

その時見た筋肉の躍動・・・

 

小鞠は釘付けになってしまった。

 

触れたい・・・

だけど、そんな思いを持つのはいけないこと。

もうやめよう。あの場所にも、もう行かない。

 

そう誓った。

 

 しかし次の日も小鞠はレース場に足を運んでいた。

雨が降っているにも関わらず、レースをしている。

 

御堂筋を見かけて走り出す小鞠!

いつも見に来てる小鞠をロードレースに興味があると思ったレース関係者が声をかけるが

 

「ロードレースに興味ありません」とばっさりww 

 

小鞠は御堂筋に始めて声をかけた。

自己紹介をする小鞠。

 

「本読みに来とるんやなかったの?陽あたりいいから来とるんやなかったの?

 今日雨やよ?」

 

「え、や・・・ロ、ロードレースって雨の中でもやるのかなぁって思ってですね・・・」

「ロードレースには興味ない言うとったやないの。この間」

 

御堂筋と普通の会話をしたかった。

沢山言いたい事はあったが、出てこない・・・

 

御堂筋の一片の嘘もない純粋な目に見られると・・・出てこない。

 

「キモ・・・キミキモいな」

「えっ・・・や、す、すいません」

 

御堂筋は小鞠と真逆だ。

嘘で塗り固められた小鞠、逆に本心しか言わない御堂筋。

 

もう終わりだ・・・

 

小鞠は御堂筋の肉体に惚れこんでいた。

長い手足、無駄のない美しい四肢。

十分で必要なだけの筋肉・・・他の人とは格が・・・レベルが違う。

 

御堂筋が明らかに他と違う体だと知ってからは

その体に触れたいという欲求が抑えられなくなってきていた。

だが、その願いも、もう叶わない・・・終わりだ。

 

「ホントにすいませんでした。話しかけたりして。失礼します」

「そうして下向いて頭下げただけじゃ何も見つけることはできんよ?」

 

背中に目がついてるのか、小鞠を見ずともそう言い放つ。

現に小鞠は御堂筋の言う通り頭を下げていた。

 

「そのメガネ、ダテやね」

「やっ・・・いやこれは目の動きを他の人に悟られないようにするために・・・あっ」

 

御堂筋の前では言わなくていい事を言ってしまう。

あの純粋な目のせいだ。

 

「うわべだけのとりつくろいやごまかしばかりやりよったら、

 真実は見えてこんよ?

 何かを見つけたいと思っとったら、外しやそんな装飾・・・飾りは。

 真実がほしいならそのために差し出さな・・・全てを。己自身を!!」

 

小鞠はその場から逃げるように立ち去ってしまった。

しかし、脳裏に浮かぶのは御堂筋の言葉・・・。

 

親の教え『つつみかくせ』と御堂筋の言葉が葛藤する。

小鞠はダテメガネを外した。

そして引き返し、駆け出していた。

 

いいのかボクは

本当にいいのか

 

今から開けてしまうかもしれない

開けてはいけない包みを・・・

 

小鞠はフェンスを挟んで御堂筋に向かって叫んだ。

 

「御堂筋さん、ボクはあなたの筋肉を間近で触りたい!!どうすればいいですか!!」

 

わろたww

「・・・・・・・ホウ」

 

まんざらじゃない御堂筋ww

薄い本が厚くなるわぁ。

 

■前回

 

■次回

 

■弱虫ペダル感想まとめ