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【漫画感想】刃牙道 第94話「戦士」 ここまで渡り合えるとは正直舐めてたッ!

■刃牙道
第94話「戦士」

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 「まさに戦士やで・・・これは

 

■前回のレビュー

ジャックは背筋で上着を破り捨てた。

まぁ、ただの上着だからパフォーマンスとしても特に面白みはないか。

絵からは伝わらないが丈夫な皮の上着だったかもだが。

 

夜の公園で対峙する二人。

しかし、すでに周りは気付き始めていた。

 

只ならぬ空気ッ!!

 

尋常ならぬ巨大な外国人に対するは、一見浮浪者のような風体の老人。

一体何が始まろうというのか。

 

ジャックはジッチャンの言葉を思い出していた。

 

『いずれにしろ相手は「選手」「競技者」ではない。

 試合場で見る本部以蔵とはえらい違いじゃぞ』

 

「確カニナ・・・」

 

敗れた上着を完全に脱ぎ去りながらジャックはつぶやいた。

 

「アノ本部デハナイ」

 

そう。

あのトーナメント時の素手の本部とは、明らかに違うのだ。

 

「競技者ト言ウヨリ・・・戦士(ウォリアー)・・・

 ヨク訓練サレタ戦士ノヨウダ。

 

 競技者ヲ嘗メテモラッテハ困ル」

 

「とんでもないことを・・・」

 

季節は冬か。

二人の吐く息が白い。

 

「鍛え込まれた競技者はいつだって脅威」

 

喩え相手が『球技』の選手だったとしても・・・

トップアスリートを制するのは至難の業。

 

仮想の戦いは

ラグビーの五郎丸VS合気の達人・・・?

 

大半の武術家は・・・圧倒的な体力差に押し切られるだろう。

 

確かに五郎丸のタックルからマウントを奪われ、タコ殴り・・・

想像もしたくないものだ。

 

「ましてや、相手はあの・・・ジャック・ハンマー」

 

ドッ!!!

 

一体何が起きた!?

 

 

二人の間合いは十分にあった・・・

かに思われた。

 

それはあくまでも相手が常人だった場合の話だ。

2m40を越える巨人の蹴り・・・

あの間合いでは本部にとっては不十分だったようだ。

 

ジャックの鋭い左蹴りは本部の腹部をジャストミート。

本部も決して小さくはない。

体重もそこそこあるはずだ。

 

にもかかわらずだ。

 

遥か後方に吹き飛ぶ本部。

吹っ飛びながら地面に激突し、転げまわる。

 

しかし、どういうことだ?

たったの一蹴りにもかかわらず、ジャックは既に汗が吹き出ている。

どことなく表情も険しく、息遣いも荒い。

 

なんとジャックの左足にクナイが突きたてられているではないか!!

しかも完全に足の甲を貫通している!!

これは痛いぞ・・・ッ!!

 

 

吹っ飛んだ本部も、モゾモゾと立ち上がってきた。

ジャックはクナイを抜き去り、放り捨てた。

 

「ましてや・・・・、ましてや相手はあのジャック・ハンマー・・・」

 

本部も確かなダメージを受けている!

額には汗、そして息が上がっている。

 

「2メートル43センチ201キロ・・・

 超破格のサイズを自在に操るフィジカルモンスターだ。

 並の『武術家』では手も足も・・・槍も刀も出やせんよ」

 

一気にギャラリーが騒ぎ始めた。

これほどインパクトがある二人・・・騒ぎにならないわけがない。

 

 

「幸か不幸か・・・俺は並じゃないがね」

 

ブワッ!!

 

振り上げられた巨人の脚!!

傷ついた左足で本部の脳天目掛けた全力のカカト落としッ!!

 

ガッ!!

 

脳天直撃・・・・

 

これしぬだろ・・・

 

戦慄ッ!!

 

驚愕の表情のジャック。

一方本部は顔面血だらけ・・・しかし、これには理由があったのだ。

 

 

さすがだよジャック。

さすがの骨密度だ。

 

 

まずは間違いなく・・・

切断だと思ったぜ・・・

 

本部はジャックのカカト落としを喰らってはいなかった。

それどころか、頭上にドスを構え、カカト落としを受けきったのだ。

ちゃんとドスの腹を腕で押さえ、完全にガードしている!!

本部の顔面の血はジャックのものだったのだ!

 

 

ドスはジャックの足首に食い込んだが、骨で止まったようだ。

本部が褒め称える骨密度・・・さすがである。

 

 

すぐさまジャックの追撃が行く!

ジャックの真骨頂といえば噛みつきだろう!

 

そぶ!

 

本部の左肩に噛み付くジャックだが・・・

これは違うな。

 

本部が何の対策もしてないはずが無い。

服の下に何か仕込んでいるに違いない!!

 

というより、武器ありきなら、

こんな顔近づけてきたらドスさして終わりな気もするけどなぁ・・・

 

■前回

 

■次回

 

■刃牙道感想まとめ