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【漫画感想】弱虫ペダル RIDE.385 受け継がれる魂 流石王者箱根学園か

■弱虫ペダル
RIDE.385 受け継がれる魂

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「こっちの勝負はいいとして・・・

 総北どうなのよ・・・飛びだした鳴子どうなったん?」

 

■前回のレビュー

勝負は決した。

僅かの差で箱根学園ゼッケン14番・泉田塔一郎が勝利を収めた。

 

遡ること1時間前・・・

二人の男がスプリントライン観戦に訪れていた。

その男達は明早大学のジャージを見に纏った、箱根学園OBの新開と福富だった。

 

「さぁて来るかな泉田。インターハイ2日目スプリント・・・!!」

「来る・・・!!あの男なら、背負った罪を払拭するために!!」

 

スプリントに泉田が来る事をこの段階から信じきっている福富。

そうこうしていると、ハコガクの後輩がすぐに駆けつけ、特等席に二人を案内する。

 

しかし、泉田がスプリントで勝利を得たとき、観客席には福富の姿はなかった。

まさかの照れ屋さんかっ!

 

・・・・・・

・・・

 

勝利の余韻に浸る泉田。

新開の姿に気付き、驚きの表情を見せる。

 

「見に来たよ泉田。最高のスプリントだった」

 

バッと手を伸ばす新開。

 

新開さん

新開さん・・・!!

 

重く苦しい1年でした。

"スプリンターはキャプテンになれない"

"昨年の敗北"・・・

 

その重圧に耐えられなくなりそうな時もありました。

けれど今、少しだけその重圧を払拭できた気がします。

 

強い箱根学園を背負い、新しい仲間とチームを作り

道を切り拓いてきた。

 

新開さん・・・

新開さん、ボクは・・・

 

 

泉田と新開。

この二人を見て号泣しだすモブ村上。

泉田の歩んできた苦しい道のり、そして新開との深い絆をしっている者であれば

この光景が感慨深いものだったのは間違いないだろう。

 

泉田がもっとも憧れていた存在・・・永遠のゼッケン4番新開。

 

ボクは正しい道を歩めていますか?

 

「泉田。キャプテンと・・・ゼッケン4番

 おまえにあずけてよかったよ。箱根学園が誇る、おまえは最速の男だ!!」

 

パァンとハイタッチをかわす二人。

泉田にとっては何よりも嬉しい賛辞だっただろう。

 

「アブ!!」

 

新開さんありが・・・

泉田が振り返った時だった。

 

新開はお得意のバキューンポーズをしていた。

 

・・・!!

 

あれは新開さんのバキューンポーズ!!

必ずしとめるって合図・・・じゃない、今のは・・・

あれは・・・

 

ねぎらいのバキュンだ・・・!!

 

「ありがとうございました!!」

 

すぐに泉田の姿は視界から消えていった。

一瞬・・・。

だからこそ伝わるものもある。

新開はそう呟いた。

 

「ハァ・・・・・・・ああ、触りたかった・・・・!!」

 

岸神小鞠・・・!!

 

「ああ!!触れるはずだったんだ!!

 あなたはライン前300mで離された。

 コーナーで差をつめたけど、不運にもそのコーナーの先には障害物があった!!

 乗り越え滑った!!

 ボクは勝ったと確信した。なぜならあなたの筋肉量と動きから予測した

 スプリントでは、ボクにはもう届かないとわかったからです!!

 

 なのに届いた・・・!!

 つまり、あの瞬間、あなたのその筋肉は・・・

 ボクが想像していたよりも、はるかに大きく強く肥大化したということです!!

 雄々しく、猛々しく!!

 想像をはるかにこえる筋肉・・・!!

 最上級筋肉・・・どうやってたたき上げたんだ。

 わかっていたはずだったんだ・・・なのに

 あなたの筋肉はボクのイメージの上をいってしまったんだ」

 

「触るかい?」

 

ファッ!!?

 

「!!」

 

落ち込んでいた小鞠が一瞬にして頭を上げたww

 

「構わない。もう決着はついたからね」

「え」

 

小鞠の左手が怪しく伸びる!!

 

「ボクの筋肉だ」

 

その瞬間、小鞠は手を止めた。

そしてサングラスを外し、平常心を取り戻した。

 

「いえ・・・ボクは・・・先にラインをこえて・・・

 そうしたら触るっていうルールでしたから」

 

・・・!!

"ルール"・・・この男もまた、"美学"をもつ者。

 

「潔し!!見事だよ。そのスピリッツ。敵だがね!!」

「いえ、ただそういう風に育てられただけです。

 触りたかった・・・!!本当に・・・ああ・・・!!」

 

なんかわらたw

 

この男、まだ1年。

動機はどうあれ、自転車に乗りつづける限り、いずれ

箱根学園の脅威になるかもしれないな・・・

 

いや今は、今のこのレースに集中だ。

スプリントは決着がついた。しばらくは平坦が続くが、

それが終われば山の区間に入る。

 

クライマーたちが、動きだす!!

 

・・・・・・

・・・

 

「顔見せなくてよかったのか寿一」

「ああ。ヤツのスプリントを見れただけで十分だ。

 泉田はよくやった」

 

「直接言ってやれば喜んだのに」

「・・・箱根学園のキャプテンはほめられるべき存在ではないからな」

 

「カタいね。そういえばもう1人、あいつも今日見に来るってきいたけど

 遅れたかな?」

「いや・・・朝電話があった。ヤツは今日、ここではない別の場所で観戦するそうだ」

 

福富と新開がいうもう一人とは!?

 

・・・・・

・・・

 

その男は山岳ラインにいた。

観客の「誰が獲るかな2日目山岳リザルト」と、沸く声に反応するその男。

 

「ハッハッハ!"誰が"ではないな!!

 "どちらかが"だよ!!決するのだろう?ここしかないのだからな。二人とも

 誰からも邪魔されず決めることのできるステージは。

 

 "KING OF MOUNTAIN"・・・山神の称号をうけつぐ者の!!

 見とどけよう。その山の勝敗の全貌を!!この東堂尽八がな!!」

 

東堂キタアアアアア!!

 

■前回

 

■次回

 

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