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【漫画レビュー】火ノ丸相撲 第52番 大太刀高校と石神高校【週刊少年ジャンプ29号】

■火ノ丸相撲
第52番 大太刀高校と石神高校

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川人高校に5対0で勝利した石神高校。

決して川人高校が弱いという事はない。

 

強すぎるのだ石神高校が。

 

国宝『三日月宗近』の名は伊達じゃない。

改めてその力を目の当たりにしたダチ高の面々。

 

果たして勝機はあるのか・・・?

 

「おい・・・沙田この野郎・・・」

「?」

 

「なんて勝ち方しやがんだ!!

 中学柔道王者の相撲デビュー戦がかすんじまったじゃねぇか!!」

「え?」

 

同じ石神高校の荒木だw

 

「国宝だ何だとおだてられて調子乗ってるみてぇだがな

 それも団体戦が終わるまでだ!

 その後の個人戦でてめぇは俺に負けるんだからぁ!」

 

沙田の怖い表情が一変。

ドン引き顔にw

 

「・・・別に調子乗っちゃいねぇだろ。

 むしろ気負い過ぎだ。そんなんじゃ今日一日持たねぇぞ」

 

と主将の金盛。

 

「ハハッ主将にはわかっちまうかー

 潮君が見てると思うとつい・・・ね」

 

笑顔を見せる沙田。

 

「決勝まで足引っぱんなよ源ちゃん」

と、以前の沙田の明るさを見せる。

 

土俵を降りたら別人のようだと柴木部屋のあんちゃんは言う。

 

「彼は人前では弱みを見せません。

 プライドが高いですからねぇ

 それはもう気の毒な程に・・・」

 

謎のオッサン登場。

誰なんだ!?

 

「人から見れば一度や二度負けたくらいで・・・と思われるかもしれないが

 彼にはそれが許せない。

 好きな相撲で勝てない・・・一番になれない・・・

 それは彼にとって何と不愉快で腹立たしい事か・・・

 

 おっと失敬!会話が聞こえてきたものでつい!」

 

「・・・しかし普段は平静を装えても

 土俵の上では偽れない。

 その激情を隠せる物がそこには何も無いからね」

 

と柴木山親方。

 

「土俵上の彼こそが真の彼

 その心・技・体はかつてない程に高まっている。

 今の彼が負ける所はちょっと想像が出来ませんねぇ・・・

 

 潮君と天王寺君には感謝しなければいけない

 沙田君は負けを知り、己を知り、そして力士になった・・・」

 

一体このオッサン誰なんだ?

石神高校の監督か?

 

正直・・・俺にも想像出来ん・・・

沙田美月は化物だよ

 

・・・だがそんな事は百も承知・・・

こちとら今日まで浮かれて過ごした訳じゃねぇ・・・

そうだろ・・・火ノ丸・・・!

 

 

そのころダチ高は4回戦を4対1で勝利していた。

圧倒的な強さ!

 

観客達は三ツ橋の事を負け確定と見ている。

戦略として、その負け確を沙田にぶつけてくるんじゃないかと危惧する声も上がっていた。

 

沙田が場内を歩いていると、試合を終えたダチ高面々と普通に出会ってしまったw

気まずい沙田w

 

「や・・・やぁ」

 

と変顔で声をかけるw

 

「・・・ハハッまいったなぁ・・・

 土俵の上で向かい合うまでは顔合わせたくなかったんだけど・・・

 ・・・見たよ新人戦。久世だっけ・・・

 ったく次から次へと・・・とんでもないのがいたもんだ・・・」

「・・・・・」

 

火ノ丸は黙っている。

 

「・・・あんたの方も色々あったらしいじゃん

 鳥取の天王寺・・・常勝とまで言われた男がさ

 どんな気分だい?」

 

桐仁が挑発じみた言い方をする。

 

最悪だね

 ・・・潮君は凄いよ・・・この気持ちに3年も耐えたんだから・・・

 それと比べたら軽く聞こえるかもしれないけど

 今日まで本当に永かったよ・・・

 

 …俺は3年も待つ気はない

 この夏で…君も…久世も…天王寺も

 全員倒して最後に…笑ってみせるよ…!!

 

笑顔から一変!土俵で見せる鬼の顔をのぞかせる沙田!

 

そんな表情をみてか、火ノ丸も口を開いた。

 

「・・・腹立たしい事に

 お前さんにはどうやら本当に3年も必要ないんじゃろう・・・

 お前さんに・・・天王寺に久世・・・

 そして他にも国宝と呼ばれる化物達がいて・・・

 

 みんな言っとるよ。今の高校相撲界は史上稀に見る豊作だってな

 ・・・だからこそ、その頂点には価値がある

 

 てめぇもそいつらも全部刈り尽くして化物の頂点

 高校横綱を腰に巻く!

 

 

さっきの変なオッサンを石高の金盛主将が監督と呼んでいる!

やっぱそうだったのか!

 

決勝を前に一言求めているようだ。

 

「まぁ・・・僕は選手の経験はないんでね・・・

 僕より強い今の君達に・・・大した事は言えませんが・・・

 人生の先輩として一言・・・

 負けたら一生後悔します

 

 …先の大会では悔しい思いをしましたね…

 あの時ああしていれば・・・こうしていれば勝てたのに・・・

 この先も何度でも思い出します

 いくら悔やんでも悔やみきれない

 

 でもそれは君達が真剣に打ち込んできた証拠でもある。

 だからこそ勝利すればそれは一生誇れるものになる

 

 もう悔しい思いじゃ十分です。

 どうせ思い出すのなら

 今日は勝利の日にしましょう

 

 

 

一方のダチ高も桐仁が言葉をかけていた。

 

「・・・俺達の目標は何だ?『全国出場』か?いや違う。

 

 戦略として沙田に三ツ橋を当てるという手はある

 沙田からの勝ちを捨て他で確実に勝ちを取る

 

 だが石神やその先にいる全国のチームを相手に

 確実に勝つ方法なんてありはしない

 捨てていい勝ち星なんてねぇんだ

 

 この戦いは俺達が全国で勝てるかどうかの試金石だ

 がっぷり四つでねじ伏せるぞ

 大丈夫ダチ高は強い

 

 俺はこのオーダー、全勝もあり得ると思っている

 ここは通過点だ!行こう『日本一』へ!

 

団体戦決勝

東 大太刀高校

先鋒 三ツ橋 蛍

二陣 國崎 千比呂

中堅 五條 佑真

副将 小関 信也

大将 潮 火ノ丸

 

西 石神高校

先鋒 間宮 圭一

二陣 荒木 源之助

中堅 金盛 剛

副将 真田 勇気

大将 沙田 美月

 

「礼!!」

 

『お願いします!!』

 

いよいよはじまる!!