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【漫画レビュー】あひるの空 第481話/ストンピング・バーズ②【週刊少年マガジン33号】

■あひるの空
第481話/ストンピング・バーズ②

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部室で着替えるトビの後姿を凝視する空。

 

「なんか」

「あ?」

 

「最近のトビ君さー、体ハンパなくない?」

「何がじゃ」

 

「筋肉の締まり具合が。前はもっとガリガリで気持ち悪かったじゃん

「言葉選べ」

 

「だって部活の筋トレじゃそうなんないもん。同じメニューやってるのに」

「知りたいか」

 

「知りたい知りたい!ムキムキになりたい!!」

空wwwそんな願望がww

 

「僕も 知りたいな」とモキチw

 

「悪魔と契約したんじゃ」

 

 

「皆さんこんにちは」

 

トビの言ってた悪魔ってこの人ねw

城南大バスケ部顧問渡瀬さんw

 

悪魔出たーと悶絶するトビww

心なしか化粧濃いとかひどいw

 

「それじゃアップ始めて。メニューはいつも通り」

「あの、さっきのは本当に?」

 

モキチが渡瀬に声をかけた。

 

「まずはプレイを見ましょう。話は練習の後に・・・」

「それじゃ、1つだけ。一目で全部解るんですか」

 

「比較論よ」

「比較?」

 

「私が見てきた同世代、同規格のプレイヤーにそんな足の人はいなかった。

 今まで間違った練習をしてきたか、どこかで時間を無駄にしてきたか。

 もしくはその両方か・・・ね」

「・・・!!」

 

「バスケに限らずどんなスポーツでも体の大きい選手というのは機能性に

 長けているわ。ただし、地球に重力というものが存在する以上

 それを動かすエネルギーは比例して大きくなる。

 つまりあなたは常人よりも多大な筋力を必要とするワケ。

 

 問題はそれにいつ気付いたかよ。

 おたくのケンちゃんは最初会った時60kgなかったけど

 今はベスト体重65にしてるハズ。

 

 増えた数キロはすべて筋肉よ。体脂肪は8%。

 不必要なものは全て削ぎ落として、文字通り彼は翼を手にした。

 今はまだケガの影響が残ってるけどね。

 "変化"は普段一緒にいるあなた達の方が気付いているでしょう?」

 

 

これだ

 

モキチの求めていたものがそこにあった。

 

・・・・・

・・・

 

「よう、久しぶりだな、あれから足どうよ」

 

城南大の人がトビに話しかけてきた。

 

「まぁボチボチじゃ」

「そりゃよかった」

 

「大学生はヒマなんじゃの」

「あ?」

 

「わざわざ高校生練習相手にせんでもええじゃろ」

「頼まれたから来てやったのにずいぶんな言いぐさだな。

 安心しろ、ほとんどの連中がそう思ってる。

 ただ、不満爆発させてー奴も中にはいるから気を付けろよ。

 特にゴール下はな」

 

びびるミチロウw

 

「高校生ビビらすなよ」

「冗談だよ。それにしても3回戦とはな」

 

「なんじゃ」

「ここ何年か川崎は丸高が4強だったろ

 それをまさかオマエラがそこを蹴落とすとは思わなかったよ」

 

「時代は変わるんじゃ唐沢さん」と、笑顔を見せるトビ。

「・・・」

 

「それよりアンタ4年生じゃろ。この時期忙しいんと違うか。知らんけど」

「はっオマエに心配される筋合いねーよ。俺は来年実業団だ」

 

「プロリーグか・・・!!バスケで金稼げるなんてええのう」

「オマエも・・・」

 

「あ?」

「・・・・いや」

 

まだ早いか

 

「俺は今日4番で入る。マッチアップできなくて残念だな」

 

助かったと思うトビw

 

「オマエ交流範囲広いなー、やっぱあの人達強いのか」と千秋が聞く。

「あの監督がハンパな連中寄越すかい」

 

「ふむ」

 

対 妙院戦に備えてレベルの高い相手とやらせるか・・・

そんな単純な話ではあるまいな。

これは敗戦必至。

元々勝てるような相手じゃない・・・!!

 

「まさか大学生を練習相手にするなんて、しかも関東上位チームですよ」

「知ってます。五月先生にコネがあって助かりました」

 

そして練習試合は始まった。

百春は未だベンチだ。

 

モキチは思った。

 

芳幸さんが来なくてよかった

浮かれてるヒマなんかない

 

時間がいくらあっても足りない

 

越えて越えて

新しい自分になれ

 

 

そのころ、芳幸は・・・

病院のベッドにいた・・・・。

 

 

「ケータイのアドレス聞けばよかった」

「え?何か言った?」

 

「ううん、何でもない」

 

病弱なのかな?