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【漫画レビュー】背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~ STEP8 ワルツを踊れ!【週刊少年ジャンプ31号】

■背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~
STEP8 ワルツを踊れ!

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ワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、

ウィンナーワルツ、クイックステップ・・・!

 

雅春とエリちゃんは、この5種目のダンス映像を見せられていた。

 

「以上5種目がスタンダード部門の競技用ダンスよ!

 どう?パーティダンスの"ブルース"と比べて、よりスポーツっぽさが

 強調されてると思わない?」

 

「あの・・・これ見た後だと・・・"ブルース"って

 めちゃくちゃゆっくりですね・・・」

「んふふ。そうでしょ」

 

「これがダンスの試合・・・こんなに大勢で一斉に踊って・・・

 ぶつかったりしないんですか・・・?」

「まあたまにはぶつかりますよね」

「まあこんだけいればねェ。そりゃぶつかるわよね」

 

そこはそうなんだ!?

 

「もちろん熟練者はうまくよけるけど、ぶつかったからといって

 いわゆる減点にはならないわよ。

 むしろそこからいかにスムーズに立て直して踊り続けられるかの方が

 重要だったりするしね」

 

関心する雅春とエリちゃん。

 

「話を戻すわよ。スタンダードの競技用に踊るダンスは5種目。

 試合では基本この5つのダンスの総合成績で勝者が決まるのだけど・・・

 今度の試合は単価戦といって一種目ごとに参加できて順位をつけていく形式なの。

 

 そこでつっちー、わたりちゃん。

 あなたたちは試合までの二週間でこの競技ダンス5つの内・・・

 一つでいいわ・・・!

 一つだけ・・・!しっかりマスターして試合に臨むこと・・・!」

 

 

一つ・・・!

 

5つ全部覚えるよりはずいぶんハードル下がったけど・・・

それでもあと二週間で・・・

これを・・・お・・・覚えられるのか・・・!?

僕が・・・!

 

「あのっ・・・はいっ・・・頑張ります・・・っ

 教えてください・・・!」

 

「さっすがわたりちゃん肝がすわってるわね!」

 

「えっえっあの・・・!じゃ・・・じゃあ僕も・・・!」

『じゃあ』じゃねーよ!オメーはよ」

 

と八巻先輩に突っ込まれる雅春w

 

「オッケー二人ともいいお返事ね。

 それじゃ早速おっぱじめましょうか。

 スタンダードの代名詞・・・!"ワルツ"の練習を・・・!」

 

・・・・

・・

 

「いちにっさんっ!いちにっさんっ」

 

リオ先輩の手拍子に合わせて踊る雅春とエリちゃん!

 

「ワルツは・・・三拍子の優雅なステーーーップ!

 はいつっちー下向かなーい!

 日本語では円舞曲というように・・・

 

 くるくるくるくる・・・いちにっさん!

 回りながら踊るのが特徴だけど・・・

 ブルースができれば、ワルツのステップも大体すぐに覚えられるわ」

 

「え!?(けっこう難しいですけど・・・)」

 

「だから、ここから新しい要素も覚えていきましょ。

 それは・・・"ライズ&フォール"・・・!」

 

部長自ら実践してみせる!

 

「一歩目で体を沈ませて、二・三歩目で上昇(ライズ)したのがわかった?

 股関節や、ひざ、足の裏を使ってステップに上下運動をつけ加えたのよ。

 

 今までは二次元上の動きしかなかったところに、

 縦軸の動きが加わることによって、ダンスはよりダイナミックに!

 より美しく見えるようになるのよ・・・!」

 

「そ・・・そんな!平面上のステップだけでも難しかったのに・・・!

 それに加えて上下運動まで・・・!?」

 

これってかなりハイレベルなのでは・・・!?

 

「フッ その通りだぜ一年・・・!

 ハッキリ言ってライズ&フォールは上級者向けの技・・・」

 

「でもねーつっちー。

 この言わば三次元のダンスを修得した時、あんたのダンスは

 さらなる進化をとげることになるのよ」

 

文字通り・・・一つ上の次元にね!!

 

「ワクワクすっぞ!」

 

超サイヤ人化やめてwww

 

「何言ってんのあいつら?」と秋子ww

「それじゃわたりちゃんやってみよっか」リオ先輩ぐうやさしい。

 

・・・・

 

「キレイにライズするために、まずつま先立ちの特訓よォー!!

 そのまま三十秒その場に立ち続けてみてー!!」

 

むむ・・・これならなんとか・・・!

意外とキツいけど・・・

 

「おい一年、お前それつま先じゃねーぞ」

「え?」

 

「いいか?つま先ってのは足指の先のことだ。

 お前が今床につけてんのはボール・・・

 土踏まずと足指の付け根の間の部分な」

 

八巻先輩は実際に靴裏を見せて部位を説明してくれる。

いい先輩だな。

 

「つま先で立つってのはもっとこう!

 くつの裏のサイズ表示が見えるくらいかかと上げんだよ!」

 

サ・・・サイズ表示が・・・見えるくらい・・・!

 

「三秒ともたない!!」

 

はやっw

 

「わたりちゃんすっごいじゃん!できてるできてる!」

エリちゃんは秋子が見てあげてるのね。

 

「すす・・・すごいわたりさん・・・!」

「感心してる場合かっつーの!

 お前な男が女に負けてどうすんだバカ」

 

「はぁーー!?何今の聞き捨てならないんですけどーー!?

 あたしはあんたより下っていいたいわけー!?」

「実際そうですけどー!?何か問題ありましたかーー!!?」

 

この二人ほんま仲いいなw

 

「こらこらちょっとちょっとあんたたち!

 八巻ちゃん秋子ちゃん!あんたたちはラテンの自主練のはずでしょー!?」

 

「まーまーいーじゃん部長!」

「オレらもたまにはスタンダードやりたいんで参加しまーす!」

 

「ったくしようのない子たちねェ・・・!」

「ふふ。きっと思い出してるんですよ!去年のこと!

 秋子ちゃんも八巻くんも去年のこの時期、必しでワルツ覚えてたから・・・!」

 

秋子も八巻も去年部長とリオ先輩に教えてもらった事を

今度は自分達が一年生に教えている。

 

なんかいいですねこういうの(´・ω・`)

 

「ま、あの子たち結局二週間でワルツ以外の4種目も覚えちゃったけどね」

 

まじかぁ。やっぱあの二人センスがあるんだろうなぁ(((( ;゚д゚)))

 

・・・・・・・

・・・

 

電車で一緒に帰路につく雅春とエリちゃん。

二人とも、車内でつま先立ちをしている。

 

「いやぁ・・・むずかしいね・・・ワルツ・・・!

 ステップもまだ全然覚えられてないのに・・・

 ライズ・・・なんとかもやらなきゃいけなくて・・・

 頭こんがらがっちゃうよね・・・」

 

「ね」

 

「先輩は慣れればできるって言ってたけど・・・

 果たして残り二週間弱で慣れるのだろうか・・・」

「・・・・・・」

 

中央公園前ー・・・

降車駅について二人は別れた。

 

「じゃあわたりさん、また明日!」

「うん!」

 

バイバイ!とロシア語で話すエリちゃん!

 

「えッ!?ロシア語!?」

 

・・・・・

 

 

雅春はコンビニで買い食いしていた。

 

そういえば・・・

気のせいか今日のわたりさん、妙にはりきってたような気がする・・・

 

『頑張ります!教えてください』

 

試合前で気合入ってんのかな・・・

ああ見えて度胸あるからなわたりさん・・・

これなら意外と試合も・・・うまくいくかもわからんね・・・!

 

『男が女に負けてどうすんだバカ』

 

「・・・・」

 

『背筋のピンとのびたスマートな男子にしか女子はついてきてくれないものよ?』 

 

「・・・・こりゃあ・・・ハッシュドポテト食ってる場合じゃねェ・・・!」

 

雅春はさっさと食べてゴミをコンビニのゴミ箱に捨て、駆け出した!

 

忘れてた、そうだよ・・・!

僕がリーダーなんだ・・・!

 

なに早くもリラックスモード入ろうとしちゃってんだ僕は・・・!

わたりさんが頑張ってるんだったら・・・僕も同じくらい・・・

いやそれ以上に頑張んなきゃダメじゃないか・・・・!!

 

練習・・・!

練習しなきゃ・・・!

 

とりあえずどこか・・・

人のいない公園かどっかで・・・!

 

公園に辿り着いた雅春は、そこで一人踊るエリちゃんを見つけた。

 

「っ・・・・・・・・・すご・・・・・・・」

 

この娘より頑張るって・・・・

どれだけやらなきゃいけないんだろう。

 

「!」

「い・・・一緒にやっていい・・・?」

 

今日のところは・・・同じだけ頑張るのでせいいっぱいだ。

 

「うん・・・!」

 

だけど明日からは、倍頑張ろうと思った・・・!

 

エリちゃんに惚れたわ。

ひんぬーおかっぱヒロインなんていってごめんなさい!

この子最高にヒロインだわ。

かわいい!!

 

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