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【漫画感想】刃牙道 第86話「奥義」 お決まりの回想編ッッ!!

■刃牙道
第86話「奥義」

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 「武蔵の未来・・・といえばいいのだろうか。

 現世に蘇った武蔵は恐らく全盛期の肉体・・・

 今から話すのはもっと老け込んだ頃の武蔵か」

 

■前回のレビュー

勇次郎と勝負をしていた武蔵だったが、ここで一旦武蔵の過去回想。

 

楷書が行書へと進化む。

やがて草書へと・・・。

 

ならば・・・剣における草書とは・・・?

そして・・・その先とは・・・?

 

 

宮本武蔵五十八歳。

道場にて、剣を持たずして教え子と相対す。

 

若侍といったところか。

手には木刀・・・剣を持たぬ武蔵を面前に、全身を汗で濡らす。

 

御歳五十八歳・・・・・・(疑)

既に老境に達しながらも、その偉容は健在。

若侍には、武蔵の両手に大小の刀がはっきり見えていた。

 

もちろんそれは幻影に過ぎぬが、そう思わせるだけの迫力が

五十八の武蔵に、未だにあったということだ。

 

「斬られる訳じゃなし・・・何を怖じける・・・」

「・・・ッッ」

 

若侍は『今!!!』と、一歩踏み込んだ。

が!

 

彼が踏み出した一歩が地を踏む前に、宮本武蔵は深く踏み込んでいた。

その距離、鼻と鼻が擦れるほどの密着ッ!!

 

『いつの間に!!!』

 

若侍は刀を振り上げたまま、驚くしかなかった。

周りにいた他の侍達も、うならざるを得ない。

 

武蔵は手刀を掲げ、おもむろに若侍の首筋へ運ぶ。

 

「ざく」

「ざく」

 

首筋から初め、ざくざくと口に出しながら若侍の急所という急所に

手刀をあてがっていく武蔵。

 

そしてため息を一つ、若侍の木刀を握る手首を掴むと、その握力でぶんまわした!

縦に一回転!!

最後は優しく着地させ一言。

 

「細切れじゃの」

「・・・・・・・はい」

 

「継続けなさい」

 

道場から去ろうとする武蔵。

 

「近い」と呟き、その場から姿を消した。

 

 

「近い・・・?」

「不可思議・・・先生は年々刀を手にすることが減っている。

 今年ももう暮れ。なのに今年はまだ一度も手にしていない」

 

 

・・・・・

・・・

 

草書の向こうの、その向こう・・・

武蔵は紙と墨汁の溜まった硯を前に何を思う。

 

紙に書き続ける日々・・・

書きまくる日々・・・

やがて・・・脳裡で書き始める・・・・

 

脳裡で書きまくる。

遂には壁を見たなら、壁に書を思う。

 

瀧を見たなら、瀧に書を思う。

 

空を観てさえ、空に筆を運ぶ。

 

この境地に至るなら・・・もはや筆は無用。

 

 

同質じ也

 

剣もまた!

無刀に至るッッ

 

・・・・・・

・・・

 

武蔵の奥義とは無刀・・・なのか?

 

「姓は範馬。名は勇次郎。・・・人呼んで『地上最強の生物』・・・らしいわ」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~ッッ!!

一体どうなるんだこの勝負!!?

 

■前回

 

■次回

 

■刃牙道感想まとめ