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【漫画レビュー】七つの大罪 第133話/あせりと不安【週刊少年マガジン34号】

■七つの大罪
第133話/あせりと不安

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修練窟で修行をするギルサンダーとハウザー。

単純な力押しではクレイドラゴンを倒すことはできない!

2人は今までの型を破り、新たな試みで挑む!

 

これにより2人の闘級に変化が生じる!

 

その成果を、まずはハウザーが示す!

 

剣術の型は見た目のためにあるのではない。

無駄のない動きで体力の消耗を抑え、

最速の攻撃を叩き込み戦局を制するためのもの。

 

それが聖騎士長ドレファスの教えだった。

その教え通りに連打を浴びせるハウザー!

 

「・・・とはいえ、木の棒じゃ与えるダメージはたかがしれてるか・・・

 だったら、この構えからの『暴風(テンペスト)』はどうだ!?」

 

ドレファスの構えをとるハウザー!

 

「切っ先に・・・魔力を集中させろ・・・!!」

 

"貫突(ブレイクスルー)"!!!!

 

一点に集中させた魔力がクレイドラゴンに突き刺さる!!

 

 

 

一方ギルサンダーも新たな力を発動させようとしていた。

 

メリオダスの「もっと頭を柔軟にしろ」との言葉通り、

今までにない型を試すギルサンダー!

 

武器にまとわせた雷撃を効率的に抑え、

余剰分の魔力で空き手に盾を作り出し、全身を雷の鎧で覆う。

 

型にはまった男が型を破った瞬間だった!

 

"雷帝の重鎧"!!!!

 

拡散型である風を一点に集中させ、威力を高めた攻撃特化のハウザー。

それに対し雷を多重展開し、全方位からの死角を無くした、

防御特化のギルサンダー・・・対照的な二人!

 

クレイドラゴンの強烈な攻撃をガードするギルサンダー。

雷の盾に直接的に攻撃すれば、触れた部分にダメージを与える!

 

「たいして雷が効かぬというなら、効くまであびせてやる」

 

"雷神の抱擁"!!!

 

凄まじい雷撃がクレイドラゴンを襲う!!

 

「いけるぜギル・・・!!」

「あ・・・ああ!!」

 

・・・・・

・・・

 

「ぶはっ!!!」

「ごほっ・・・ごほっ!!!」

 

目覚めたハウザーとギルサンダー。

すでに修練窟から外に出され、ジェンナに回復してもらったようだ。

 

どうやら、二人はクレイドラゴンの反撃にあい、返り討ちにされてしまったようだ。

 

 

いくら優勢にあったとしても、相手は竜族・・・一瞬の油断が命取りになる。

ガッカリする二人。

 

「じゃが、まぁようやった。

 お主たちは十分に次の段階への足がかりを掴んだじゃろうしな」

 

ジェンナの言葉に喜ぶ二人。

そんな二人を微笑ましく遠くで見つめるヘンドリクセン。

 

「あのチビ共が立派にたくましくなったものだな・・・

 本当に・・・お前たちを手にかけることがなくて良かった・・・

 だが・・・この手は十分血で汚れてしまったよドレファス・・・」

 

「・・・話は聞いたぜ。ギル坊やハウザーたちを救ってくれたんだってな。

 礼を言うぜヘンドリクセン」

 

メリオダスも試練を終え、こちらにやってきたようだ。

 

「・・・はい!!」

 

そういって涙を流す、ヘンドリクセン。

 

一方アーサーとゴウセルも修練窟で修行の真っ最中!

相手は魔動人形(ゴーレム)の一種らしく、アーサーの斬撃を体を分離させ、かわす!

 

ズッ!

ゴウセルがゴーレムの頭に魔力を突き刺した!

すると分離し、空に浮いていた体のパーツが落下しはじめた。

 

「動きが止まった・・・どうやったんです?」

「『傀儡縛り』こいつの体の支配権を奪った。

 命令する。一回まわっておじぎしろ」

 

そう言うとゴーレムの頭は一回まわるやいなや、ゴウセルの首を切り落とした。

 

「ゴウセルさーーん!!!」

「俺のことは心配無用だ」

 

そういうと自分の頭を拾い上げるゴウセルw

これに悲鳴を上げるアーサーww

 

「どうやらこいつは自律的に動くゴーレムではなく、

 何者かの指示で動かされているただのガラクタだ」

 

「な・・・何者かですって!?一体・・・どこに!?」

 

・・・・

・・

 

「ひゃっひゃっひゃっ王様とお人形の組は案外苦戦しておるようじゃな!!

 さぁさぁ頑張れ!!」

 

ジェンナはアーサーとゴウセルの慌てぶりを楽しんでいた。

 

「ジェンナ」

「ん?」

 

キングが話しかけてきた。

 

「オイラも修練窟に入れてくれないか」

「どういう風の吹き回しじゃ。鍛錬などする気分じゃないのじゃろ?」

 

「ディアンヌを確実に救い出すためさ。

 もし十戒とやらと戦うことになれば今のままじゃ到底勝ち目はない」

 

「ならばヘンディとでも入るか」

「はぁ!?」

 

「修練窟には二人一組で入るしきたりじゃ」

「冗談じゃ・・・」

「俺が一緒に入る」

 

メリオダスが名乗りを上げた。

 

「だ・・・団長"力"は戻ったの!?」

「いや、戻す前に体の方も少しリハビリしておかねーとね」

「ならば二人共中へ!」

 

 

修練窟に入る二人。

 

『部屋に出たらそこらに浮いとる女神の琥珀を一つ選ぶがよい。

 中には様々なモンスターが入っておるが、何がでるかは・・・

 お主らの運次第じゃ』

 

「どれにする団長?」

 「なあキング」

 

「んー?」

 「ヘンドリクセンのこと、少し広い心で見てやれねぇか?

 そうだなーこれにでもするか?」

 

「なにそれ・・・あいつを許せってこと?」

「そうじゃねぇよ。あいつがしたことは確かに許されねぇし

 お前の気持ちは十分わかってるつもりだ

 

 でも10年前からあいつはドレファスに乗り移ったフラウドリンに

 操られていた。どうしようもなかったはずだ」

 

「・・・操られていたら何をしても罪にはならないわけ?

 っていうかフラウドリンって誰?」

「十戒の一人だ・・・」

 

「十戒・・・ね。他には・・・たしかガランとモンスピート・・・だっけ?

 ・・・三千年も前に封印されていた十戒のことに、

 なんでそんなに詳しいのかな?」

 

「何が言いてえキング?」

「団長も同じ魔神族なんだよね?」

 

なにも答えないメリオダス。

 

「ねぇメリオダス。君は本当に味方なのか?」

 

メリオダスに牙を剥くキング!

このままキングVSメリオダスの戦いが始まってしまうのか!?