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【漫画レビュー】神さまの言うとおり弐 第118話/三国ドロケイ【週刊少年マガジン34号】

■神さまの言うとおり弐
第118話/三国ドロケイ

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 「行くぞ!次の選別へ!!」

 

青山との別れを乗り越え、扉を潜る明石と紫村と天馬ちゃん。

 

「!?」

「ここは・・・?」

 

そこは学校の教室・・・?

しかもすでにクラスいっぱいに人がいる。

明らかに日本人じゃない奴ら・・・どうやら様々な国から選ばれた人間のようだ。

 

黒板には

『あと3人着席したらはじめます。』

と書いてある。

 

「学校・・・?教室・・・?」と紫村。

「ここが・・・次の選別の場所・・・?

 ・・・てゆーかこの人たち・・・

 日本人・・・じゃないですよね・・・?」

 

黒人から首長族、はてはモンゴル?・・・民族衣装を着た人間。

ほんとに全世界の種族が一堂に会している。

 

「さっさと座れ」

「!」

 

 

 

「時間がねぇ」

 

やたらイケメンが声をかけて来た。

見た目は日本人か・・・金髪だ。

 

「え」

「あ、この空いてる席・・・私達の名前が書いてます!」

 

「ホントだ!」

「・・・」

 

ここまで一言も発しない明石。

 

「キミ達が最後の通過者だよ」

「!」

 

「お隣の席よろしく」

 

可愛い金髪美人。外人か?

 

「・・・よろしく」

「まぁキミも私も、すぐしんじゃうかもしんないけど」

「そんな挨拶があるかよハンナ。冗談にしても笑えねーぞ」

 

知り合い?てことは外人?

 

「次はここにいる40人でころしあうのかな・・・」

黒人メガネ。

いかにもエリートそう。

 

「へへへ、うずくねぇ」

あきらかにヤバい雰囲気。

顔半分に入れ墨が・・・

 

「お前なんかにころされないけどね」と、ハンナ。

知り合いなのか?

 

「あ?犯すぞ」

「やってみろよクソチ◯ポコ」

 

「ちょっと落ち着いて下さい皆さん!」と、天馬ちゃんが仲裁に入る。

 

「・・・明石君、この外国人さん達日本語上手いね」と明石に耳打ちする紫村。

「え」

 

その時だった。

 

 

「はい、皆さん、よくできました♪」

 

!?

 

黒板の前のモニターにデカデカと映し出されるアシッド・マナの姿!

 

「アシッド・マナ先生だよ♪

 ここに集まってるのはこれまでの全選別を生き抜いてきた人達!

 地獄変『闇ルート』『光ルート』・・・クリアおめでとー♪

 

 皆が頑張ってる間にねー、世界中の立方体を一か所に集めといたから

 世界中の高校生は今全部ここ日本にいるよ。

 そして次の選別はその皆でやりまーす。

 

 その為に『マナの力』で言葉の壁を無くしといたから

 自由に喋れるし字も読めるでしょ?

 それでは発表しますー!次の選抜は・・・ジャジャン!

 

 『三国ドロケイ』だ!

 

「ドロ・・・ケイ?」

「何だそれ」

 

外人には分らなくて当然だろう。

 

「ドロケイって・・・あの・・・?」

「・・・・」

 

「知ってるかな?『泥棒』チームと『警察』チームにわかれて

 『逃げ』たり『捕まえ』たりするゲームなんだけど・・・

 『三国ドロケイ』はもっと楽しいよ!その為にはまず人数から解説!

 

 アンタ達がいる教室は、ひとクラス約40人でそれが30クラス・・・

 つまり約1200人が今その学校にいるの

 でも、その1200人は仲間だよ。なぜなら学校は他にも2つあって

 3つの学校対抗戦だから。

 

 1200対1200対1200の命懸けのドロケイ。

 それが地獄変 第2ステージ『三国ドロケイ』!!!

 

 というワケで皆・・・机の中にある箱を開けてみて」

 

机の中には確かに箱が。おもむろに開けてみる。

 

「それが、この『三国ドロケイ』重要な4つのアイテムだよ

 ひとつずつ説明していくね♪

 

 まずは『グローブ』

 それをつけた状態で敵にタッチすると『捕まえる』事が出来るの!

 それを防ぐ事が出来るのが、その『ライフジャケット』

 

 それを着る事でタッチされても無効に出来るの。

 ただし、背中にあるマークの部分。そこをタッチされるとアウトだよ

 つまり『ライフジャケット』を着れば背中のマーク以外を

 タッチされても大丈夫ってワケ。

 しかも体にフィットするように出来てるから装着もラクチン♪

 

 次に『マナ・フォン』これは自分や敵の位置を知る為や、

 仲間と連絡を取るのに役に立つ。

 

 そして最後に指紋認証のIDプレート。

 そこにはこの選抜に一番大切な・・・『役職』が表示されるわ!!

 皆プレートで自分の『役職』を確認して♪」

 

みんな一斉に確認する。

 

『役職』は全部で6つ。まずひとつは

 攻防に最も適した『兵士』

 

 遠距離からアシストする『狙撃手』

 情報を操作する『通信士』

 捕まった仲間を牢屋から脱出させる『鍵使い』

 敵を欺く『詐欺師』

 

 そして・・・チームの最重要人物『王』

 『王』が他の『役職』と違って全体で3人だけ。

 つまり、それぞれの国で『王』は1人しか存在しないの。

 

 そいつは私が独断と偏見でチョイスした、今最も神に近い人間だよ。

 そしてこのゲームのクリア条件はただひとつ。

 敵国の『王』を捕まえて処刑する事。

 

 もちろんその国のプレイヤーは道連れで全員しぼう。

 どこかの『王』がしんだ時点でゲーム終了・・・」

 

「・・・」

 

プレートを見つめて固まる明石。

 

「明石さん・・・?え・・・」

 

明石のプレートを見て天馬ちゃんは絶句した。

 

「つまり一国1200人の命運を・・・『王』が背負って戦うの♪」

 

「明石さんが・・・『王』!?」