■ブラッククローバー
ページ28 ブラックアウト
各地に散らばった魔法騎士団は、ゾンビ軍団を粗方始末し終わったようだ。
数は大量だったが、さほどの脅威は感じなかった様子だ。
街の人間は魔法騎士団の圧倒的な力を再認識し、
歓喜に沸いていたが、ノゼルだけはおかしいと感じていた。
これだけ弱い連中を放った敵の狙いはなんなのか?
しかし、気づいた時には時すでに遅し!
『全員・・・マーキングエリアに入ったようだな・・・』
その瞬間ユノの魔導書に反応が!
「・・・陽動・・・やはり狙いは・・・王か!?」
ノゼルが気づいた時には、すでに敵の魔法は発動していた。
魔法騎士団の足元に広がる巨大な影!
「しまっ・・・」
『お疲れ様・・・騎士団の諸君・・・
空間魔法"ブラックアウト"』
王都内各地にバラけていた魔法騎士団が闇に飲まれ一瞬にして姿を消した!
消えた魔法騎士団は王都より数百キロメートルも離れた地点に転移させられた!
空間魔法の使い手の力量を見誤ったことが今回の敗因だ!
・・・・
・・
「魔法騎士団ともあろう者が揃いも揃って、
あんなトラップに引っかかるなんてバッカなんじゃな~~~い」
黒幕は黒づくめの、この女か。
その出で立ち・・・そして宙に浮いてる事からも、
普通の人間ではなさそうだ・・・魔女か?
「こぼれた奴らと遊ぶハズだったけど・・・意味なかったわね~
さて・・・今の内に若いマナもらっちゃお~♪」
このババァ( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
なんと街の人間かたマナを吸い出し始めた!
泣き叫ぶ街の人間達!
「可愛子ぶってんじゃないわよ!!メス豚がー!!!」
黄色い悲鳴に激昂するババァww
いきなりキレたぉ(´・ω・`)
「うわぁぁあああイライザー!!」
「アラ!なかなかイイ男はっけ~~~ん♪
ねぇ私キレイ?何歳に見える??ねえねえ」
「このバケモノめ!!何て事を・・・」
「誰がバケモノだ!!しね!!!」
クッソワロタwwww
男を襲おうとした、その瞬間!竜巻が間に入って男性を守った!
「ア~~~~ラ・・・あの空間魔法から逃れたヤツ・・・いたのね・・・」
その男はユノだった!
ブラックアウト発生前に魔導書が光ったのと関係があるのか?
「アラぁ~~~~!超イケメン♪超タイプ~~~~~~~♪
ねぇねぇ私と楽しい事しなぁ~~~い??」
「その人達から離れろ・・・オバサン」
「コロス!!!」
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