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【漫画レビュー】NARUTO-ナルト-外伝 ~七代目火影と緋色の花つ月~ No.700+8 本物 前編【週刊少年ジャンプ30号】

■NARUTO-ナルト-外伝 ~七代目火影と緋色の花つ月~
No.700+8 本物

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サクラは本物の母親ではなかった・・・

衝撃の真実にサラダは怒りと悲しみに包まれていた。

 

「サラダ・・・お前・・・写輪眼が・・・」

「!」

 

『サスケはメガネをかけてねーけど、お前そっくりだってばよ。

 特に目元なんかよ・・・写輪眼になったら余計そうだろうよ』

 

サラダはナルトの言葉を思い出していた。

 

「・・・今さらあんな人なんかに似ていたくもないです・・・!」

「どうする気だ?」

 

「…七代目には関係のない事ですから!

 私一人で旅を続けます…もう木ノ葉隠れの里には帰らないと思います…

 では色々とありがとうございました…!」

 

ナルトは去ろうとするサラダの腕を掴んだ。

 

「!! なんですか!?」

「・・・・・・・

 悪ィけど、さっきここでの話は聞こえちまった」

 

「!」

「けど・・・俺には関係ねーとか・・・

 そういうふうにはいかねーんだ」

 

 

「・・・聞いてたんなら分かるでしょ!

 事実七代目には関係のない事じゃないですか!」

 

「・・・ボルトにもよく言って聞かせたんだ・・・

 火影ってのは里の全ての人が家族みてーなもんだってな。

 先代の三代目火影もよくそう言ってた」

 

「だから何ですか!?…それはただの方便ってやつでしょ!」

「・・・・・・・」

 

「パパは全然里にいない・・・娘の私の顔さえ知らなかった・・・

 ・・・ママは・・・ずっと私を騙してた・・・それに・・・

 血が・・・繋がってもなかった・・・

 

「・・・・・」

 

「…私には……本当の家族なんていないんだって事がよーく分かりました。

 それから…七代目は私じゃない…これはまぎれもない事実でしょ?

 …だから私の心も分かりっこない!アナタは…私と家族じゃない」

 

サラダはナルトの掴む手を振りほどこうとするが、

ナルトは真剣な目で真っ直ぐサラダをみて、腕も決して離そうとはしなかった。

 

「・・・・!?」

 

 

ナルトは幼少期の自分を思い出していた。

イルカ先生に厳しくされる日々。

 

そしてイルカ先生の両親をころし・・・

里を壊滅させた九尾の妖狐が自分の中にいることを知った。

 

『お前は憧れ火影に封印された挙げ句、里のみんなにずっと騙されていたんだよ!!』

『今はもうバケ狐じゃない。あいつは木ノ葉隠れの里の・・・

 うずまきナルトだ

 

『卒業・・・おめでとう』

 

 

サスケとの思い出・・・

 

 

『初めから独りっきりだったてめーに!!

 オレの何が分かるんだってんだ!!!アア!!?』

 

『ホントの親子や兄弟なんて確かにオレにゃ分かんねェ…

 …けどイルカ先生と一緒にいる時…想像して思うんだ…

 父ちゃんってのがいるのってこんな感じかなぁ…って

 

 …お前といる時…兄弟ってこんな感じかなぁ…ってよ

 オレにとっちゃ…やっとできた繋がりなんだ』

 

・・・・

・・

 

「…お前にとっちゃパパとママとの繋がりはその程度のもんなのか?」

「!?」

 

「繋がりってのは時間や血だけじゃねーだろ?それより強えーもんがある!」

「じゃあ!何だって言うんですか!?」

 

「・・・・・想い

 それさえありゃあいい」

「・・・」

 

「そんだけだ。もういっぺん…自分にそれがあるか確かめてみろ」

「・・・」

 

後編に続く・・・

 

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■NARUTO-ナルト-外伝 ~七代目火影と緋色の花つ月~感想まとめ