■NARUTO-ナルト-外伝 ～七代目火影と緋色の花つ月～
No.700+7 遺伝子の奴隷
■前編
■中編
クローンの話を知ったナルトは黙っていられなかった。
「・・・・人間て・・・そんな単純なものじゃねーぞ
そんな実験やっていいのか？」
「…思ったより人間とは単純なものよ。
人間は遺伝子の奴隷みたいなもの…
…個人もその繋がりも全て証明できる」
「クローンじゃなくて
…普通の親子や兄弟でも・・・！？」
食いついたのはサラダだった。
黙ってサラダを見つめるサスケ。
「もちろんよ。何なら鑑定してみるお嬢ちゃん？」
チョウチョウはサラダにやめなよと耳打ちする。
サラダはそれ以上の応答はしなかったが、その表情は何か覚悟を決めたようだった。
「遊んでる時間はない。
そのシンがどこに居るかも分かっているな・・・アンタなら。教えろ」
「いいわ・・・あのやっかいなシンを木ノ葉で捕えてくれるなら
こちらも助かるしねェ・・・
詳しく説明するからモニターのある部屋へ…また移動してくれるかしら？」
皆が移動する中、最後尾にいた水月にこっそり話しかけるサラダ。
水月に例の写真を見せ、香燐の居場所を聞く。
「ああ…香燐ね…別アジト…ここには居ないよ」
「・・・・そうですか・・・
な…なら…もう一つだけお願いしたい事があります……いいですか？」
ナルトが振り返ると水月とサラダの姿は無かった。
「えェ！！？」
別室に隠れた水月とサラダ。
どうやらサラダは全ての事情を水月に打ち明けたようだ。
「ま…まさか…サスケがそこまでのクズ野郎だとは！」
クッソワロタｗ
まぁサスケのクズっぷりは知られてる話だしねｗ
「…今はまだ可能性があるかもって事です。
だから私のママが誰なのか…鑑定してほしいんです！」
う～ん・・・まさか香燐がねェ・・・
と水月ｗ
香燐はもとよりサスケラブだったが、問題はサスケよｗｗ
いったいどうしてこうなったｗｗ
「・・・繋がり・・・調べてもらえますか！？」
「別に・・・いいけど・・・」
水月は香燐の遺伝子情報を探し始めた。
香燐は常々自分の机は自分の体の一部だから勝手に触るなと水月に言っていた。
その机を漁る水月。
そこで香燐の"へその緒"を発見！
まさに繋がりの一部！
サラダの口からも遺伝情報を採取。
二つの解析をはじめた。
モニターを真剣な表情で見つめるサラダ。
鼓動が高まっていく。
そして結果が出た。
一致しました
固まるサラダ。
「どうやら・・・君のママは・・・
香燐に間違いないね・・・」
このやり取りを部屋の外から聞いていたナルト！
『パパとはちゃんと気持ちがつながってるから大丈夫！』
サラダの瞳から涙が零れ落ちる。
「・・・まぁめがねも似て・・・
・・・あ・・・じゃあ・・・ボクはこれで・・・」
そそくさと逃げ出す水月ｗｗ
サラダの表情は怒りに歪む！
部屋の外に出るとナルトと鉢合わせる水月。
「・・・ボク・・・なんかまずいことしちゃった感じかな？」
「お前ら鷹のメンバーは・・・昔から余計な事ばっかしやがるってばよ！！！
このバカ！！！」
「悪いのはサスケでしょ？君・・・知ってんのコレ？」
「知るわきゃねーだろ・・・！！
あのサスケのクソヤロー！！！」
「・・・じゃ・・・後は任せたよ」
「！！？おい！水月・・・！！ちょっ・・・！」
逃げたｗｗｗ
「あ・・・あのよ・・・サラダ・・・
そろそろ・・・ここを出るってばよ・・・」
『どことなく雰囲気はサクラちゃんに似てるしな』
「・・・・・・・」
「…マ…ママを助けに行かなきゃ…だろ？」
「・・・そつき・・・」
「え？・・・・」
「七代目のうそつき！！」
「！！」
「何でアタシがママでもない人を助けに行かなきゃなんなのよ！！！
私をずっとだましてた人達の事なんてもう知らないよ！！」
サラダ写輪眼になってる(((( ;ﾟдﾟ)))
マジギレってやつや！！
まぁでもこれは怒るわ。。。
てか事情はさておきサスケよｗｗｗ
マジクソなのか！！？ｗｗ
■前回
■次回
■NARUTO-ナルト-外伝 ～七代目火影と緋色の花つ月～感想まとめ
