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【漫画レビュー】刃牙道 第66話「間違っていた」 烈つぁん・・・永眠・・・

■刃牙道
第66話「間違っていた」

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「悲しいが、これは烈自身が望んだ事・・・

 もはや受け入れるしかないね・・・

 でも最後まで復活を・・・奇跡を・・・

 願わずにはいられなかった・・・」

 

■前回のレビュー

圧倒的な静寂が場内を包み込む。

観客が唾を飲み込む・・・その音すら周りに聞こえるほどの

圧倒的静寂ッッ!!

 

観客達は恥じていた。

"命のやり取り"の現場に居ながら

無関係を確保していられる、そんな自分を!

 

 

 

ご老公は思った。

 

勝者とは・・・

 

讃えられ

   熱狂され

      人々が押し寄せ

          離れようともしないもの

 

 

なのにどうだ・・・

 

武蔵が場内をあとにする。

青竜の門に向かう武蔵に怯え、どよめく観客達。

そこには歓声などなく、逃げる観客の姿しかなかった。

 

 

迷いなし

     躊躇いなし

         そして支持はなし・・・・

 

それでも尚

 

天下無双也 

      宮本武蔵

 

 

地下闘技場の医務室なのか控え室なのか・・・

そこへ続く血痕・・・

 

烈は横たわっていた。

その姿を覗き込む、

郭海皇・克己・渋川先生・ご老公・刃牙・本部の6名。

 

斬られた腹にはサラシを巻いてある。

 

烈は安らかな顔で逝ったようだ。

6人は皆神妙な面持ち・・・しかし涙を見せるものは一人としていなかった。

 

静寂を断ち切ったのはご老公だった。

 

「見てみィ・・・・

 い~~~~~~~~い脚しとるわァ・・・・・

 この下半身が支えおったんじゃ

 あの凄まじい技術の数々を」

 

そしてご老公は続けてこう語る。

 

「皆に訊ねたい

 儂は間違っていたのかのォ」

 

これに答えたのは郭海皇だった。

 

「馬鹿な。比武(試合)、武器の使用

 いずれも烈自身が希望(のぞ)んだもの。

 

 徳川さん。

 仮に『貴方は間違っていた』と私が言ったなら

 烈(コイツ)はハネ起きて私に噛み付くでしょう」

 

これを聞いたご老公。

今まで抑えていた涙が溢れそうになり、

目頭を押さえながらこう言った・・・

 

「ならば・・・・・

 言うてくれ・・・・

 徳川は間違っていた・・・・・と」

 

5人は何も言おうとしない。

 

「言うてくれッッ」

 

 

・・・・・・

・・・

 

徳川邸の一室・・・

武蔵とご老公が対面していた。

 

「さすがじゃ。

 楽勝じゃったのォ・・・・・・・」

 

武蔵はご老公を睨みつける。

 

「!・・・・・・・ッッ・・・え?」

「面(おもて)をこれほど傷つけられて楽勝とな」

 

ご老公はキセルをふかしながら武蔵に問う。

 

「ならば問いたい・・・・・

 烈海王はどうじゃった」

 

しばし考える武蔵。

 

「『関ヶ原』なみ・・・・と言ったところかの」

 

武蔵の語る関ヶ原なみとは、何を意味するのか・・・

それにしても烈はやはり戻らぬか・・・

 

まぁ生き返れないことはないんだよな・・・

ジッチャンのねぇちゃんが居れば、クローン以上のクローンが出来るもんな。。

 

■前回

 

■次回

■刃牙道感想まとめ