■ブラッククローバー
ページ22 王都集結
アスタは巨大な城を目の当たりにし、感動しきりのようだ。
「すっっげえぇえええぇえええ!!」
「ちょっと・・・!恥ずかしいから騒がないでくれる!?」
城に感動するアスタを尻目に、ノエルはアスタと二人きりなことにドキドキ。
なぜ二人がクローバー城に赴いているのかというと、
騎士団本部が、例の魔宮の一件の報告を直接聞きたいとのことで呼ばれたようだ。
ラックは何か問題を起こしそうという事で、報告のメンバーから外されたようだw
豪華な町並みに一々驚くアスタ。
すると前方に金色の夜明け団のユノ・ミモザ・クラウスの姿が!
「やあやあ金色のみなさんじゃないですか!」とアスタw
「一週間ぶりだなアスタ!ケガはもう大丈夫なのか!?」
クラウスwwwキャラかわりすぎだろwww
「おう!いっぱい寝て、いっぱい食べたからな!」
「子供か」とつっこむユノw
「あ!オマエの魔法のお陰だよ!ありがとうなミモザ!」
と声をかけるアスタだったが、ミモザはそそくさと走っていってしまう。
「ん?何で逃げたんだ?」
「振り上げたアスタの腕が予想以上に短くて驚いた・・・とか」
「何じゃそりゃユノてめぇええええ!」
「?どうしたのよミモザ」
「・・・どうしましょう・・・ノエルさん・・・!
あの・・・私・・・アスタさんを見てると胸が苦しくなって・・・
あの日からアスタさんのことばかり考えていて・・・
私・・・どうしてしまったんでしょうか・・・!?」
くそかわ
ミモザくそかわ
「・・・・ええええ~~~~~~!!?」
一瞬間をおいて、メチャクチャ驚くノエルw
ライバル出現かww
「突然逃げ出したりして・・・嫌われてませんでしょうか・・・?」
「何であんなヤツ!?あんな下民の馬鹿でうるさくてチビで・・・」
「そういうところも可愛いらしいというか・・・
またあの体とのギャップが・・・」
「いやいやいやあんな筋肉バカ・・・」
ってアレ・・・??何で私こんなひっしなの・・・
いやいやいや!!私はあんなヤツなんとも~~~~~~
悶絶する二人ww
「?何をうめいておるのだ?確かこのあたりのはず・・・」
クラウスが辺りを見渡している時だった。
「こっちだよ~~!」
「!」
そこには一人の男が。
「やぁやぁ。いらっしゃい若者達よ」
「こっ・・・これは・・・まさか貴方様直々に・・・」
すぐさま跪くクラウス。
「誰だ?このハデなオッサン」
「馬鹿者ォォ~~~~!!!この方は現魔法帝ユリウス・ノヴァクロノ様だァァーーー!!!」
「ええええええええええーーー!!!」
と驚くアスタとユノw
この人が今の・・・魔法帝・・・!!!
・・・・
・・
一行は場所を城の中に移した。
そこでユノは魔法帝に魔導書を見せる。
「よくぞ手に入れたね!この魔法が恐らくあの魔宮の最重要遺物だ!」
「読めるんですか・・・?」
「何となくね!ねえねえ!この魔法使ってみせてくれないかい!?頼むよ!」
まるで少年のような目ではしゃぐ魔法帝w
無類の魔法マニアと言う噂は本当のようだw
「・・・すみません・・・魔宮で一度発動したんだと思うんですが・・・
あの時以来使えなくて・・・」
とユノが答えると、残念そうな顔をする魔法帝w
「えッ!?そうか~~いやー残念。・・・・」
四大属性の内、風の精霊"シルフ"・・・この時代では彼を選んだんだね。
「今言えるのは・・・この魔法は君と共に成長し、
いずれとてつもない力になるということ。大切にするんだよ」
そういって魔導書をユノに返した。
「魔法帝っっ!!オレの魔導書にも変な文字出たんス!」
とアスタが魔導書を開いて魔法帝に突き出したw
「・・・・・これは・・・!
まったく読めない・・・!文献でも見たことがないね」
と魔法帝。
アスタは実際に剣を出してみる。
「こんなん出ますッ!!」
「おぉっ!2本目の反魔法の剣だねっ!
反魔法の力・・・さ・・・触ってもいいかい?」
「どうぞ!!」と剣を差し出すアスタ。
「って重ッッ!!」
「大丈夫ですか魔法帝ィィイィ!!」
「よくこんなの振り回せるね・・・・・・!」
その瞬間違和感を感じる魔法帝。
魔力を・・・吸われる・・・!?
「・・・なるほど・・・ありがとう返すよ。
これは私の手には負えない。この剣は魔力が無い君だから持てるんだね!」
「オレが魔力無いの何で知ってるんですか!?」
「さ~~~て何でだろうね~~~。
まぁとにかく素晴らしい活躍だったよ!お疲れ様!」
「・・・あああ・・・あののっっ・・・ちょちょちょちょっといいですかっっ!?」
アスタ緊張しすぎw
「?何だい?」
『・・・どうやったら・・・魔法帝になれるんですか!?』
ユノとアスタが同時に言った。
「はっはっは。そうか、君達は魔法帝を目指してるんだね。
騎士団員たるものそうでないとね!」
「オマエ達そんなこと直接訊くのは魔法帝に失礼だろ!!
いいか、魔法帝とは気高い心を持ち民の信頼厚き者が・・・」
「いや・・・」
熱弁するクラウスをさえぎる魔法帝。
「実績だよ」
真顔で答える魔法帝。
「プライドだけでは人を守れないし、
信頼は実績の後についてくるものだ。
"魔法帝"に求められるものはただ一つ・・・
"最強"と言わしめる実績だ。実績を出せ。
ひたすらに実績を積むこと・・・それがすべてだ。
それが出来ない者は頂点に立つことなど出来はしない・・・!」
アスタとユノは武者震いをする!
『望むところです・・・!!』
いい目の新人を持ったね・・・ウィリアム、ヤミ。
「さてと!実は今日『星』取得数が特に多い騎士団員達を集めて
戦功叙勲式をするんだ。君達も是非参加してってくれ!」
『え・・・!』
一行は城の中を進む。
そして扉は開け放たれた。
「・・・さて・・・君達は彼らより実績を出せるかな・・・?」
そこにはざっと10名の騎士たちが一同に会していた!
貴族目つきわるすぎぃいぃいいい!
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