■刃牙道
第74話「友人」
「まさかこういった形で闘いが始まるとは・・・」
■前回のレビュー
内海と話す達人渋川。
その後姿を見て、武蔵は関心する。
久々に背中に一本・・・しっかり通ってる、と評価する。
渋川の、その姿勢から武の力量をはかる武蔵。
内海は渋川に武蔵を紹介する。
ここで初めて両者が面を合わせた。
無表情の武蔵に対し、渋川はポカンと口をあけている。
内海他ギャラリーはこの両巨頭の動きを見守っているッ!
一体どう出る!?
「あぁ~~~~~・・・はいはいはいムサシさん」
そう言って笑顔を見せる渋川。
ムサシにかしこまり、戦意などまるで見せようとしない。
「お二方にお尋ねしたい・・・」
内海が切り出した。
「その存在感はもはや、日本に留まらず人類史に及んでいる。
不世出の闘士として歴史にその名を刻む宮本武蔵さん。
一方・・・現在を生きる達人中の達人、現役バリバリ渋川剛気センセイ。
いったい・・・どちらが強いのでしょうね」
担当直入ッッ!!
「いやいやいや!とんでもない!とんでもない!」
手を振って否定する渋川。
「な~~~にを言っとるかねアンタ!しっかりしてくれよ内海さん」
「はァ・・・・」
「『宮本武蔵』という言葉、その意味するところ、
わたしら武に生きる者にとっちゃあれですぜ。
"神の領域"どころか"神"そのもの」
渋川は武蔵に向かって、歩を進めた。
「どっちが強ぇえ?とんでもない・・・
こうしてお会いできるだけで・・・光栄の至り・・・
どうか握手をしてもらえませんか」
「!」
武蔵以外は察したかもしれない。
渋川の握手の意味をッ!
「あくしゅ・・・?」
「西洋式のあいさつというか・・・」
二人は握手を交わした。
?・・・長い?
「・・・?」
内海もこの状況に疑問を浮かべる。
二人は握手したまま固まってしまったのだ。
「あの・・・」
「手が離れんのだ」
「はい?」
内海も気づいた。
これは渋川の技術だということに!
まぁ内海の付き人だけは気づいてないようだが。
「妖か。離そうとしても手が離れん」
「もう手の内ってこった、神たま(はぁと」
メガネを外し、不適な笑みを浮かべる渋川w
相変わらず芝居が上手いなw
ズンッ!!
「おっ」
武蔵が態勢を崩した!
渋川の手を握る武蔵の手はプルプル痙攣し、汗が吹き出ている!!
同様に足もガタガタ痙攣している!
重量(おも)・・・・!!?
これが合気・・・!!
ついには武蔵は仰向けに寝そべってしまった!!
あの武蔵が、こうも簡単に!?
「理解っちゃあいるんだ。勝負とワカっちゃいるが、割り切れねぇ。
烈海王は友人(ダチ)なんだ」
そう言うと、渋川は武蔵の顔面に向かって拳を振り下ろした!!
開戦ッ!!!
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